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花粉症の薬について

先週末は雪が降ったりして、かなり冷え込みました。体調を崩された方も多くおられました。

今年は昨年と違い、多くの花粉が舞うことが予想されているのですが、その寒さの影響で、今週初めからの予定が、今週末にずれ込むことになりそうです。

花粉症で最もつらいと思われる鼻の症状は、鼻づまり(「鼻閉」と言います)ではないでしょうか?

2016年にアレルギー性鼻炎のガイドラインが変更され、鼻閉に関しての、点鼻薬(鼻に「シュッ」とするやつです)の位置付けが変更となり、「ステロイド」入りの点鼻薬が軽症例でも安全性が確認され(2−3歳からでも使用可能)、効果を発揮するようになっています。ステロイドといっても、血液中にはほとんど入っていかないので、鼻粘膜でのみ効果を発揮しますので、ステロイドの副作用はみられないとされています。

飲み薬に関しては、抗ヒスタミン剤も良いものが出てきており、効果が強く症状が強いときには倍量を飲んでも大丈夫なものや、効果も強く眠気が少ないもの(眠気が少ない、と言えるのは、薬の説明書に、パイロットが飲んではいけない、という記載がないものを指します。)や、なかには発売されて間もないので、14日間しか処方できないものもあります。

風邪の鼻汁なのか花粉症なのか迷った時は来院していただくと、私の場合は、問診が最も重要ですが、鼻腔鏡を用いて、鼻の粘膜をみるようにしています。風邪がメインなのか、確実に花粉症だけなのかを判断するようにしています。

人それぞれにあわせて、処方をいたしますので、何か「花粉症」治療について、ご希望がありましたら何でもご相談ください。