消化器疾患について

前立腺の癌以外は、血液検査で早期発見できないのが、2018年5月現在です。

2019年は分かりませんが、取り敢えず、今現在、血液検査で早期発見できる癌はありません。

そのためレントゲンやCT検査、胃カメラ(咽頭・喉頭・声帯・食道・胃・十二指腸カメラ)、エコー検査、マンモグラフィー、子宮頸癌検査などがある訳です。 PET-CT検査でも胃は弱点なのです。

高知において、私=心臓リハビリ、というイメージが一部ではあるのですが、私の最も得意とするのは、緊急の心臓の病気の対処です。 その為にはエコーの知識が必要であり、徳島大学の旧第二内科では、胃カメラと心臓カテーテルを同時にするという、47都道府県では唯一の医局に属していたのも幸いしました。 大事なのは、「実績」だと思います。

賢い患者さん、になるためには、TVで言っていた事が全てではないことを知るべきですし、本当に自分の体をトータルで見てくれる医師をかかりつけ医にするべきです。 血圧や動脈硬化、血糖をみるのは当たり前です。 私は自分の祖母、祖父がかかっていたのが、トータルでみる医師が主治医ではなかったので(当時は医学生だったので、医師の善し悪しが分からなかったのです)、今でも後悔しています。 その医師を反面教師として、認知症や癌のことも考えている守備範囲が幅広く、めんどくさがらない医師を目指して毎日精進しているつもりです。 そのためには、認知症や糖尿病、癌のことについても学会発表や論文が必要で、第三者からの評価をうけるように、私はしています。