心臓・血管の疾患

mildly DCM(心拡大がなく、心臓の動きも軽度の低下である心筋症)について

これは日本のガイドラインにはのっていません。 私自身、四国こどもとおとなの医療センターで、心臓超音波検査のチェッカー(他人がしたエコー検査を「もう一度」とりなおす)をしたり、自分自身がしたりしていて、論文を調べていて海外の論文でみつけた疾患です。
これは日本でも当然以外と多いのです、が、あまり語られることはありません。 はっきりとした定義も論文によって様々です。

大きな病院でも、上記の診断(日本語訳がないのですが、軽症拡張型心筋症、でしょうか)を私以外がつけているのを、現時点ではありません。 正常範囲、という結果で帰ってきます。
しかし、最新の論文では、適切な治療をしないと、不整脈死がおこるなど、予後(長生き度)に差が出る、と報告されています。

何より、「知らないと治療も、経過観察すらしない」という結果になってしまいます。 これを私は危惧しています。

私自身が治療し、心臓の働きが戻る症例がほとんどですが、開業後、とある病院では、「治療は必要ありません。 1年後に経過をみます」ということがあり、患者様の不利益になる可能性があるな、と思うことがありました。
10年20年、もしくは50年以上先のことを考えて治療に当たらないといけないはずです。 「ほったらかし」の医療は、その分野が苦手な医師にみられることが多い様子です。
すぐに治療を、という訳ではなくとも、1年後ではなく、半年後に経過をみる、もしくは、半年間、薬を飲んで経過をみる、大きな病院では、なぜそういった心機能がわるくなったかの原因を調べるのが常識だと私は今まで思っていたので、不思議に思うことがあります。
「少し悪いけど、いいでしょう」といわれた方は、一度当院を来院してみてください。 本当に「いいでしょう」かどうかを、専門である心エコーを私自身がして、ご説明させていただきます(大きな病院では、ほとんどが技師が心エコーをして、チェックをせずに、レポートだけをみている場合が多いのです。 徳島大学ではそれは許されない行為でしたので、少しカルチャーショックを受けています)