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最近の週刊誌

健康ブームで、医療を取り上げることが非常に多くなっていると思います。 「血圧の薬は飲んではいけない」という記事をもってきて、血圧以外の薬だけを飲んでいる人がいます。 ご家族から説得してもらってもダメ、私の方から説明してもダメ、違う科の医師が言っても聞き入れようとしない人など、影響力がテレビなどでは強いみたいです。 私などは、週刊誌に書いてあることは、「ほとんど嘘」と思っています。 というか読みません。

テレビでこの先生が言っているなら本当だろう、というのも、時代の流れで出てきました。 昔は、タレント医師が適当なことを言っていましたが、最近はちょっとちがって、本当のことを言っている場合もあります。

ただ、責任はだれがとるのだろう、ということです。 主治医は私ですが、責任は自分(患者さん)にあります。 医療は患者さんの協力なくしては成り立ちません。 話し合いの上、決めたことです。 私の責任は、その方にその方にとっての、「もっとも良い治療」を提供・提案すること、だと思っています。 TVであなたの話を聞かない医師や、週刊誌などに騙されないようにしていただきたいな、と思います。

TVでこういっていたよ、と相談していただいて構いません。 そのために我々がいるのですから。 「それは悪くはないですが、こういう考え方かもしれませんね」「それは全く根拠がないですよ」などお答えすることになると思います。 そこに聞く耳をもたない医師はかかりつけ医ではないと思います。

遠慮なく、週刊文春でもなんでも持ってきてください。