心臓・血管の疾患

今年のインフルエンザワクチンの量

各医療機関に、昨年注射した人数分が配られるように、取り決めがあるようです。 大分数は余るでしょう。 昨年は他院で打てなかった人に対して、私どもは「余分に」置いていたので、注射していました。 昨年はどこの医療機関も、「もう今年は無理。 作られてないから」という雰囲気で、みんなが諦めているかもしれない、と思い、私が打てなかった人をある程度人数を考えてあまり出した頃に買っていたからです。 多くの診療所と同じように、これ以上はありません、という手段もあったのですが、当院的には少しリスクをおかした、という感じです。
さて、今年は余るのが分かっているのに、誰が決めたのか、昨年と同じ数、をまず医療機関に配っています。 なので、私は本当のことを言えば、いつでも打てます、と今の所言っても差し支えないと思っています。 今年も少ない、といわれた、という患者さんがいますが、それは昨年相当インフルエンザワクチンを打たなかった施設だから、足りない、という現象が起きているだけ、だと思います。
12月に打ちたい人も言ってくだされば、取り置いておきます。 インフルエンザワクチンは私は仕事上必須ですし、脳炎や、インフルエンザの激しい症状、またそこからの肺炎、心不全などを考えると予防接種しないのは、考え方でしない、と決めているならそれはそれで良いのですが、副反応や副作用がないなら、絶対にしておくべきワクチンだと思います。 風邪をひいて心不全、はよくあることで、私の著書にもなぜそうなるかの理由を書いています。 その風邪がひどいほど心不全になりやすく、一度心不全になると、もとの心機能にもどらないので、心不全予防にも間接的には高血圧の方などはなります。