TEL:088-845-0808/高知市一宮東町5丁目5-13


  • トップ
  • 一宮きずなクリニックブログ
一宮きずなクリニック

徳島大学では、軽症のものはフォロー(経過観察)が必要、ということになっています。

微量なものは、生理学的に、特に問題ない、とします。

さて、心エコーは、撮る技術もそうですが、レポートを書く技術が最も大事です。

例えば、逆流が微量でも、弁の接合不全や逸脱があれば、軽症に格上げして1年後フォローが鉄則です(施設によって変わってくると思いますが、ほったらかしにして、5年後10年後に取り返しがつかないことにならないようにしないといけません)

閉鎖不全と逆流がごっちゃになっているレポートをよく見かけます。 閉鎖不全があっても、逆流が微量ならフォローの必要は基本ありませんし、患者様が気になるなら1年後のフォローでいいと思っています。

4つの弁で、もっとも逆流が見えやすい(というか必ず見える)、三尖弁での逆流が変な方向に向いていると、僧帽弁や他の弁でも6-8割の確率で接合不全か逸脱症がみられる、という剖検(解剖)での報告があります。 つまり、一つの弁だけをみるのではなく、他の弁の逆流をみると、僧帽弁の見方が変わってくるのは当然です。

こういったことは基本なのですが、逆流なし、とするか、逆流はない程度だが、弁組織そのものに接合不全があるのでフォロー必要、と書けないと患者さんのためになりません。

あとは、微量と軽症の違いが明確にされていません。 教科書には、カラードプラ(逆流した血流の色)の占める割合、などと書かれていますが、これは全くの間違いです。

「なんで軽症なんですか? 微量を軽症としていませんか?」「本当に経過観察は不必要なのですか?」 と思う場合があります。


ページ上部へ