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医療の格言

上記の題名で、5月の高知新聞に寄稿しました。
上の先生から格言を聞くためには、私の研修医(それ以降も)の時代は、先輩より早く病院にきて、遅く帰る、のが常識でした。 ※最近は「教えてもらって当然」という風潮になっています。 それは時代というより、医局制度が崩壊したため、教えないと病院に就職してくれないので、研修医の先生の性ではありません。 むしろ私は「教えて当然」「教えられて当然」だと考えています。 背中をみて覚えろは、患者さんにとってマイナスでしかなからです。

ただ、本当に、極意、を聞きたければ、私のような方法をとるしかないと思っています。

京都日赤でもどの病院でも「お前は病院に泊まっているな」と言われ(実際泊まっていました)、消化器内科では、13時から始まるERCPという難しい検査を数件するのですが、見学だけですが、他の研修医が座っていても決して座らず、20時まで見学をして、途中、外から見ている上の先生に質問もしたりして、21時まで機器の洗浄をしていました。 飲みに行くぞ、と言われれば、朝の5時までつきうこともあり(楽しかったですが)、店の予約も全てしていました。
仲良くなった先生からは、突然、遅い時間に「頑張っとるな。 膵炎はどれだけ水をいれれるかが勝負だからな」と言われ、その後勉強して、理解するような生活でした。
努力は報われることは当然だと思っています。 報われる形はどうなるかは分かりませんが、一生懸命の人の足を引っ張るようなことをする人は良くない。

「十二指腸潰瘍の基本は入院やからな」・・・救急で腸管破裂の原因は、ほぼ十二指腸潰瘍か、直腸癌、だからです。

「潰瘍をみたら必ず摘め(組織をとる)」・・・癌と潰瘍は非常に似ているからです。

「帯状疱疹(ヘルペス)があれば、消化器癌を疑えよ」・・・癌で免疫力がおちてヘルペスがでてきている可能性が高いからです。

「糖尿病の患者さんには、癌の検査が必須だからね」・・・膵癌をはじめ、様々な癌のリスクを1.5-2倍にあげるのが糖尿病です。

当然知っていてもおかしくないことなのですが、上記を人から聞けることは大事です。 本を読んでも書かれていないこともあるからです。