病院からのお知らせ

「優しさ」>「学歴」であるべき

米国では医師の資格は学歴だけではとれません。 日本では学歴だけでとれてしまいます。 もちろん、頭の良さ、は必要でしょう。 しかし頭は良くても「優しさ」がない医師は、いない方がまし、です。

なる職業を間違えたのでしょう。 本人ではなく、その人に関わる患者さんも不幸にします。

医療関係者にも、一般の人にも言えるのではないでしょうか?

私が最も嫌う行為が、「詐欺」、つまり嘘をつくこと、です。 嘘をつかれて人生、損をしてきたこともあります。 大概が「ものを売る」職業の方です。 人と人の出会いは非常に大事ですが、「優しさ」をもち、「嘘をつかず」、「責任感」がある人と付き合いたい、と思うのは私だけではないと思います。

医療関係者に対して、昨今、暴言、はては暴行を働く人が非常に増えています。 四国こどもとおとなの医療センターでは善意で(大病院の救急はほぼ善意で成り立っています、働き方改革を大病院ですると、医療崩壊しるのは確実です)救急医療をしていた先輩医師が、「待たせやがって」と暴言を吐かれ、なおかつ、暴言を吐いた患者さんの夫に蹴られ、助けに入った男性看護師は首に下げていたネームカードで首に大きな傷を負いました。 その医師は(おそらく嫌になって)半年後に辞職しました。 その地域にとっては非常に痛手だった出来事です。

医療関係者に対して、何を言っても良いわけではありません。 特に「優しさ」をもって、一生懸命仕事をしている人に、暴言を吐くことは、許されない行為として、四国こどもとおとなの医療センターでは、その事件から、コード・イエロー という名目で、医療関係者を守る、という意識が浸透していました。

とくに大きな病院では夜間の救急や、難病を扱うことからそういった事象が起こりやすいので、張り紙などで注意喚起をしているのを見ている患者さんも多いのではないでしょうか?

もちろん、「優しさ」を持ってない医師に対しては、クレームをつけるべきだと思います。 私自身、「泣き寝入り」はしたくない性格です。 ただ世の中、医師だけではなく、むしろ医師以外で多いと思うのが、「悪い輩」は非常に大手の企業で働いている事実もあります。 そういった小悪党と関わったが最後です。 私自身は、何事も経験、と思って前向きに考えるようにしています。