ブログ

体が勝手に動く、というプロフェッショナル

医療はサービス業ではありません。 それを踏まえた上で、招待客として出張先のホテルに泊まった時のことことですが、部屋の不具合があり、シャワールームで私が怪我をしました。 そのことを23時だったのですがフロントに伝えると、早急で誠実な対応がなされました。 私が思っていた以上のことをしてもらったので、かえって恐縮してしまった次第です。 「ホテルマンとしてマニュアルなどがあるのでしょうか?」と聞くと、「いえ、マニュアルは限られていますので、今回のように予想できないことがあれば、考えるよりお客様にとって何が最も適切な対応かを考えるよりも先に行動にでるように、体に染み付いています。 それよりもこの度はすみませんでした。 今後不具合が生じないように気をつけるように徹底します」ということで、私は、ホテルの不具合で怪我をして怒る、という感覚はまったくなくなり、むしろ感動して、今後もそのホテルに泊まりたい、と思いました(ちなみに招待客でなくても、当然同じ対応を必ずする、ということでした)

高知の企業はサービスが非常に迅速で人情味がありますが、私の経験ですが、高知にきている大企業(の一部だとは思いますが)全く責任感がありません。 我々町医者も高知の企業と言えますので、患者さんのことに責任をもつことが大事だと思って日々診療をしています。

医療とホテルのような「商売」とは全くことなるので、一概には言えませんが、学ぶべきこともある、と感じた次第です。