消化器疾患について

先進国で胃の検査がバリウムなのは日本だけ

なぜ国も胃カメラ推奨としないのか不明です。 バリウムでは早期の食道がんを見逃す可能性があります。 酒飲みsmokerは絶対に胃カメラで食道を見てもらう必要があります。 それも、色を変更できるカメラで。 通常の胃カメラでは見逃す可能性がある病変も、当院では見逃さないように食道を通常の見方と、色を変えて2回みるようにしています。 また、肩に注射して胃の蠕動運動を止めることも基本的にはせず、胃カメラで「ミンクリアー」を使用しますので、安全かつ痛みもありません。

どうせ検査するなら、安かろう悪かろう、はよくない、と思います。

胸部レントゲン写真とCT検査の違いくらい(いやもっとかな)大きく違います。 胃カメラが飲めない人は眠りながらしてもいいと思いますが、ウトウト(それでも寝てしまう人はいる)する程度の点滴で、モニター心電図や酸素濃度を測定しながら、何かあっても「挿管」ができる状態でするべきです(格言:セデーション(眠った状態にすること)は息が止まることを前提に考える)
ピロリ菌除菌後の方や、自然除菌されていることが考えられる方(一度胃カメラするとわかります)、もうすでにピロリ菌が住めなくなってしまっているほど胃が弱っている方、は1年に1度胃カメラをすると、1.5/100の確率で胃がんが見つかります。 食道がんも入れたらもっと確率は上がると思います。