その他の疾患

日本循環器学会に参加してきました

開業して10ヶ月が過ぎました。 当院は水曜日の午後が休診で、金曜日の午後は私ではない医師が診療を担当しているのですが、私はその時間は、福田心臓・消化器内科で、高知で初めて外来心リハを開設・運営したものとして、心リハ、検査、診察にいっています。 この金曜日は違う医師に心リハを任せて、学会に参加しました。
私にとって開業するまでは、演題の発表がない出席、は考えられなかったのですが、開業後は演題が採択された場合、診療時間内であれば取り下げを行わなくてはいけないので、演題の発表を学会では1年弱していません(今後はしていくつもりです。講演会はもの凄い数をこなしているのですが、、、)
医師の勉強方法ですが、大きな病院だとカンファレンス、学会に参加、病院図書にある医学書での勉強などでしょうか? 開業するとそういったことがなくなるので、サボる医師は能力がのびない、と言われる所以です。 そういったことが絶対に私は嫌なので、香川の医療センターで働いている時から、「技術」の習得はもちろん、開業後の「勉強方法」も考えていました。 医学書をよむ事、厳選した医学雑誌や英文の論文を定期購読し(英語は疲れますが)よむ事、そして、相談出来る先輩・同僚・後輩に直接聴く事、が重要だと思っています。 また年に8枚論文を雑誌に載せた事がありますが、今は年に1-2枚程度です。 こういった論文を書く事は、勤務医はもちろん、開業医ほど必要なのではないでしょうか? ただ単に、毎日の診療を勉強なく続けるのは、患者さんに失礼だと思っています。
「月刊 血圧」のインタヴューでも話した事ですが、私はいずれ開業することが分かっていたので、研鑽する病院の業務は当然こなし、いつ開業しても良いように逆算して研鑽していたので、人の倍働いていたと思います(相対的にです。 もちろん私よりも働いている人もいました。 そういった環境でしたから、勤務医時代にサボっていると、どうしようもないと思ってしまいます。 開業後に勉強しようとしても伸びしろは少ない、と現在感じています)
あながち、そういった方が、スキマ産業的なことで一発逆転を狙うのは、もはや医療ではなく、医療を大義名分にした、単なる金儲けですね。 そういった医療があっている方や、そういった医療に魅力を感じる方もいるかもしれません。 私にとっては不思議な事ですが、これも事実なのです。