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その先生、かかりつけ医にしても大丈夫?

医者ではない人が、医療のことを深くしってもしてはいけないこと、それは、かかりつけ医を、薬ださせる医として接することです。 検診は違うところでやって、薬だけ診療所で、は危険です。 その検診内容、恐らく大動脈と膀胱と前立腺はみてないでしょう。 検診学会がみなくても良い、としているからです。 オススメは、かかりつけ医がエコー専門であることです。 なので、開業して、人の健康を守りたいと思った私は、逆算してエコーを一番の得意分野として、本を2冊商業出版して、それがアマゾンで1位をとっているのです(「心臓」部門、「心エコー」部門にて)
かかりつけ医で、心臓・腹部・頸動脈のエコーをしてもらい、可能なら胃カメラもしてもらい、大腸カメラと脳と頸部のMRI/Aは他院で決まった月に毎年でもする。 PET CTも可能なら一度は受けてみる。 乳がん検診と子宮がん検診(子宮頸部だけです。しかし優れた産婦人科医に当たったらラッキーです。頸部の硬さをみて、子宮体癌を見つけてくれることもあるからです)も女性なら必須です。 腹部は年に1回もしなくても良いかもしれませんが、卵巣や子宮体部の癌をみるにはしておいて損はないでしょう。 胸部のCTも同じです。 私はデジタルを駆使して、通常のレントゲンでは見えない部分も見えるようにして肺がんを見ていますが、胸部のCTを想像しながら見ているのです。 CT検査にレントゲン検査は勝てません。
つい最近、大きな病院で血圧でかかっているかたが、ふらふらするので、かかりつけ医に行ったところ「風邪」と言われたが、なかなか治らない、ということで当院に来ました。 尿検査をしてみると、尿糖+で、なんと体が中性ではなく、酸性に傾いている証拠のケトン体が出ていました。 この時点で、糖尿病ケトーシス、という診断が頭をよぎります。 20年かかっていたそうです。 医師も途中で何人も変わったそうです。 血圧の薬を30日分くれるだけで、聴診器は二ヶ月に1回当てるだけだったそうです。 HbA1cは10%で、血糖値は360とどちらも異常値です。 最近始まったものではないでしょう。 その病院にかかっていて大丈夫ですか? 絶対にダメですよね。 私の身内には絶対に「行くな」と言います。