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一流の検診医と、まだまだ未熟な検査技師、一定しない検診。 そして落とし穴

ピットホール、日本語では落とし穴のことです。 日本でうける検診の、腹部エコーでは、当然私がみる、大動脈(人によっては腎動脈や腸骨動脈)、膀胱、前立腺をみてくれません。 なので、私は自分の親か妹に検査してもらうようにしています。 胃カメラもそうです。 ピロリ菌除菌後の私は、悪いところがあれば、組織を取る必要があるので、保険が利くため、これも親か妹に必ずしてもらいます。 職員検診はうけますが、胃カメラ、腹部エコーは技量をもった医師にしてもらいます。 大腸カメラは研修医の頃、実験台でされましたが、それ以降は、福田心臓・消化器内科で、大腸CTをして、1mmのポリープがどうなっているかを経過観察しています。 同時に腹部の臓器もみれるので一石二鳥で、エコーとあわせて、右腎にある(検診ではいつも見逃される)嚢胞をみています。

検診で役に立つのは頭部のMRIでしょうか。 PET-CTも一度うけました(胃癌を見逃す弱点はTVでもしていますね)

検診医が一流だとしても(医師がバイトのことも多いです、研修中の私が検診を徳島でしていたこともありました)、検査を担当する検査技師が未熟な腕では、全くもって検診の意味がありません。(※これは分業制の大きな病院でも当てはまります。 病院のブランドが全てではなく、その検査や診察を担当する者に全てはかかっている訳です。 大きな病院では、CTをとることがお勧めです。 画像として残るので、誰が見ても結果が同じだからです。 小さなクリニックでは、エコー検査で十分です(悪い結果なら大病院へ紹介できる技量があるからです) その医師が大病院で責任者として働いていた経験があるなら、ですが)

なので、私は検診をうけません。 オプションにつぐオプションで高いだけで、私には意味がないからです。 これは私の私見であり、私自身の体にとって、その方がいい、と私が勝手に思っているだけで、検診の存在を否定しているわけではありません。 ただ、先月検診を受けた方が帯状疱疹になり、私が腹部エコーをすると腎癌が見つかったり、今後は当院で胃カメラと腹部エコーをする、となった患者さんがその日にいきなり膀胱癌がみつかったり、大動脈瘤があって手術時期を考えなくてはいけない方が、「今まではなんだったんだろう」、とつぶやく患者様がいるのも事実です。

いい検診医と検査技師にあたると、検診は非常に有用です!  ただ、過信は禁物だと思っています。