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一宮きずなクリニック

2019年は分かりませんが、取り敢えず、今現在、血液検査で早期発見できる癌はありません。

そのためレントゲンやCT検査、胃カメラ(咽頭・喉頭・声帯・食道・胃・十二指腸カメラ)、エコー検査、マンモグラフィー、子宮頸癌検査などがある訳です。 PET-CT検査でも胃は弱点なのです。

高知において、私=心臓リハビリ、というイメージが一部ではあるのですが、私の最も得意とするのは、緊急の心臓の病気の対処です。 その為にはエコーの知識が必要であり、徳島大学の旧第二内科では、胃カメラと心臓カテーテルを同時にするという、47都道府県では唯一の医局に属していたのも幸いしました。 大事なのは、「実績」だと思います。

賢い患者さん、になるためには、TVで言っていた事が全てではないことを知るべきですし、本当に自分の体をトータルで見てくれる医師をかかりつけ医にするべきです。 血圧や動脈硬化、血糖をみるのは当たり前です。 私は自分の祖母、祖父がかかっていたのが、トータルでみる医師が主治医ではなかったので(当時は医学生だったので、医師の善し悪しが分からなかったのです)、今でも後悔しています。 その医師を反面教師として、認知症や癌のことも考えている守備範囲が幅広く、めんどくさがらない医師を目指して毎日精進しているつもりです。 そのためには、認知症や糖尿病、癌のことについても学会発表や論文が必要で、第三者からの評価をうけるように、私はしています。


私自身は、急性心不全の患者さんを香川の医療センターで担当しており、「偽痛風」という、心不全治療中に起こる膝の腫れと発赤を、自分自身で最初は整形外科の先生に教えてもらいながら、水を抜いて、病理医学の先生と一緒に「偏光顕微鏡」で観察していたので、膝関節症の方に関しても「ヒアルロン酸」という油を注射して、痛みをとったり、人工関節手術までの期間を延ばすことができます。 ここで私自身のコツというか患者さんに負担がかからない方法の2つがあり、1つ目は、絶対に感染を起こさないように、滅菌の手袋をして、消毒を何度もして、注射する部位の周りを清潔にして、万全を期して注射すること、と、2つ目は、最初に注射を膝にするときは、ヒアルロン酸は入れずに、麻酔薬だけいれることが大事だと思っています。 油をいきなり入れると、筋肉が引き伸ばされて2日間ほど痛みが逆に出る人がなかにはいるからです。

肩こりの注射は、筋肉と筋肉の間に、以前はエコーを使いながら注射をしていたのですが、感覚もわかってきたころからは、エコーの料金が患者さんの負担になるので、麻酔薬と血流をよくするネオビタカインという注射をしています。 持つ人で1週間、短い人で、3−4日は持ちますし、1回の注射で良くなる人もいます。 ちなみに、腰にも注射することがあります。 ぎっくり腰や、普通の腰痛のも効果があります。

実際に自身や父親がぎっくり腰になったときは、お互いに注射して治しています。


開業時より続けています。 今週の日曜日の朝刊に掲載されます。 今回のテーマは「心臓リハビリテーション」です。 新聞社におくった原稿から、ライターさんを通して、「優位性を書いてはいけない」=自分が他の医師よりすぐれていると書いてはいけない、「上から目線の掲載は控えてほしい」、という内容で、文章が少し変えられました。 ライターさんも「過剰に反応しすぎているけども、仕方ないですね」ということで承諾しました。 当初の内容は、「今度、発刊される心臓リハビリテーションの教科書の執筆者に選出されたので、医療関係者の方にも知ってほしい内容として、その本の一部を今回書かせていいただきました」 という内容だったのですが、

「選任された」→「他の医師より優れている」 そういう事実がある、という、信憑性を書いたつもりですが、ダメのようですね。

「医療関係者の方にも知ってほしい」→「他の医療関係者は知らない内容を教える、ということで上から目線」 実際に論文の紹介など、医療従事者が買う本の内容の一部を抜粋したので、そう書いたのですが、これもダメなようです。

直された文章のほうが、よっぽど、えらそう、に思えたので、私の方で、修正させていただきましたが、結局、何を書きたかったのかが、わかりづらくなってしまった、と感じました。

ただ、最近は細かいことが大事、と私も思っているので、そういう指摘は勉強にもなります。
今度、徳島で講演をするのですが、かなり以前から、秘書をしている知り合いがいるのですが、メールでのやり取りで、「不満があっても、口にだすと自分が嫌いになるので、決して人の陰口は言わないですね」というメールがあり、非常に心うたれました。 ちょっとした一言が大事、と結婚式の友人代表のスピーチで必ず私は行ってきたのですが(今でも大事だと思っています)、その方の考え方や生き様は素晴らしいと思った次第です。


私は、自身の父親もですが、研修先で指導をうけた、心臓血管外科の金香先生が最も優れたリーダーではないか、と思っています。 現、吹田徳洲会病院の院長です。 金香先生のすべてを知っているわけではありませんが、とりあえず、「心臓リハビリテーション」を私ができるようになったのは金香先生のおかげです。
私が感じていたのは、金香先生は、皆んなにとってできるだけbetterで、時には一人にとってbestな方法(これは皆んなにとってはbetterではなくなるのですが、金香先生を信頼している人からすると、金香先生の気持ちがわかるので不思議です)をとっていたような気がします。 それは金香先生が患者さん思いだったから、だと思います。

患者さんに対しては、私はbestな方法を必ず考えて、話し合いの後、患者さんの意見もきいて、次にbetterなのはなにか、と治療方針を決定します。 患者さんにとってのbestが現代の治療で「最もよい」とされているわけでは決してないこともあるからです。 ただ、医師としてはbestな方法を提示することが大事だと思っています。


自分だったら、と考えながら、他人の立場になったら、と最後に、最も良いのは? と、考えるのが大事だと思います。 これをみんなが実践するのが、働きやすい職場、だと思います。

プロとして働く以上、ある一定以上の能力は必要でしょうが、その能力自体も最初は知識だけで、もしくは知識もない場合もあります。

私のプロの定義は、人に教えることができること、です。

誰も怒られながら教わりたくないし、自分でも丁寧に優しくめんどくさがらずに教えてほしいものです。 「甘え」ではないと思います。 これが「甘え」なのだとしたら、私はそこで働きません。 初めてすることや、人間なのでミスをすることはあるでしょう(医療関係でも命に直結しないミスはありますが、救急の場面などではミスは許されませんので、そういう場合は「強く」叱ること、叱られること、は絶対的に必要です)

人それぞれのスピードや記憶力で、頑張って覚えようと、謙虚な姿勢でするときに、その気持ちをそぐようなことはあってはないと思う次第です。 「前言っただろ」 「何度同じことを言わせるんだ」も、相当変なミスでなければ、言い方ひとつで、だいぶ変わってくるものです。


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