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一宮きずなクリニック

各医療機関に、昨年注射した人数分が配られるように、取り決めがあるようです。 大分数は余るでしょう。 昨年は他院で打てなかった人に対して、私どもは「余分に」置いていたので、注射していました。 昨年はどこの医療機関も、「もう今年は無理。 作られてないから」という雰囲気で、みんなが諦めているかもしれない、と思い、私が打てなかった人をある程度人数を考えてあまり出した頃に買っていたからです。 多くの診療所と同じように、これ以上はありません、という手段もあったのですが、当院的には少しリスクをおかした、という感じです。
さて、今年は余るのが分かっているのに、誰が決めたのか、昨年と同じ数、をまず医療機関に配っています。 なので、私は本当のことを言えば、いつでも打てます、と今の所言っても差し支えないと思っています。 今年も少ない、といわれた、という患者さんがいますが、それは昨年相当インフルエンザワクチンを打たなかった施設だから、足りない、という現象が起きているだけ、だと思います。
12月に打ちたい人も言ってくだされば、取り置いておきます。 インフルエンザワクチンは私は仕事上必須ですし、脳炎や、インフルエンザの激しい症状、またそこからの肺炎、心不全などを考えると予防接種しないのは、考え方でしない、と決めているならそれはそれで良いのですが、副反応や副作用がないなら、絶対にしておくべきワクチンだと思います。 風邪をひいて心不全、はよくあることで、私の著書にもなぜそうなるかの理由を書いています。 その風邪がひどいほど心不全になりやすく、一度心不全になると、もとの心機能にもどらないので、心不全予防にも間接的には高血圧の方などはなります。


10年近く前の日本心エコー図学会で、「胎児は心臓の拡張する力が弱いのはなぜか?」という難しい質問に、私の上司が「胎児はまだ、心臓の力が「未熟」だからではないでしょうか、というかなり適切なアドバイスをしていました。
自律神経もそうで、小児は「未熟」、高齢者は「退化」している、という表現を私はしています。

若い人では、ストレスなどで「障害されている」と表現しています。

さて、論文などを書いていない開業医の「トンデモ記事」が1年前くらいに週刊誌で紹介されていたようで、患者さんが「塩分はとっても血圧はあがらないんだろ」ということを言ってこられました。 今現在、そういった証拠はありませんし、塩分を過剰摂取することで、血圧が上がるのは間違いないとされています。 どうも私もその記事をみたのですが、「動脈硬化が原因で、それがなければ血圧が上がるはずがない」ということが書かれていました。

私が、思うに、その動脈硬化の原因に「塩分過剰摂取」があることは循環器専門医では当然のことだと思います。

私が留学時にしていた基礎研究でも、同じ結果でしたので。

自戒の念をこめてですが、未熟な知識で、ウケる記事を論文をかかずに、印象で記事にのせるのは良くないと思う次第です。

週刊誌の記事は今のところ、間違いがほとんどだと思っています。 数を数えればそれこそ、薬の揚げ足取りになっていますので、数え切れない薬を悪者にしています。

私は薬屋ではないので、できるだけ薬は少ない方がいい、と考えていますが、どうしても内服した方がいい、という薬を処方させて頂くスタンスです。

逆に、安定しているから様子見ましょう、は耳障りの良い言葉ですが、5-10年後のことを考えると、その方の将来を考えてないな、と思うことがあります。


昨日、高知県の心臓リハビリ研究会に出席させていただき、演題も出させていただきました。 雑多な内容で聴講されている方はついてこれていないいかも、と思いながらも、心リハをする医師は「急性期と慢性期を責任をもって治療に当たった経験が絶対に必要」ということ、また「心リハだけ、だと駄目。 教科書には書いてない経験から心リハが危ない、という予知ができないこと、循環器疾患のなかの一部でしかない心リハは、超音波を専門とする医師がするのが相性がよく、またガン検査ができないと、心疾患の方はインスリン抵抗性があるので心疾患になり、インスリン抵抗性はガンのリスクであるとわかっているので、全人的にみないとダメ」という詰め込みすぎた発表になりました。 学会では話さない内容を研究会であるので、自身の急性期(自身が責任者で開設)と慢性期(高知市では初めて外来心リハを開設)した医師が少ないと思い、その「経験」を喋った内容でした。

そのため、私は「きずなクリニック」を開業するときに、「心リハ」ではなく、県で初めて(?)の常勤の管理栄養士と一緒に働くことを選択しました。 心リハも準備が整えばする予定もありますが、なにせ、その日に栄養指導ができる(薬剤の変更時に栄養指導を聞くことで例えば糖尿病は有意によくなりますし、年に1度の栄養指導をうけることで、薬剤の増加、が増えない、という報告があるからです。 さらに心リハはすでに福田内科でしていますし、私も今も関わっているので、今のクリニック状況がベスト、だと思っています)
さて、医師も人付き合いが大事だと思いますし、そういったことで、紹介もしやすいし、連携もしやすいこともあります。 大学の先生とゴルフにいったり、飲み会に開業医の先生といったり、そういったことも大事だと思います。
私自身は、日曜日でも、普段の日でも、必ず(まぁ当然だと思っていますが)、9割の日で何かしら書き物をしています。 英文の論文を読んだりもしています。 また、一般教養として、本も読みます。 特に土曜日は徹夜(夜中3時が限界なので徹夜ではないですね)するチャンスです。 お酒が一滴でも入ると、絶対に間違うことがあるので、しないことにしてますが。 本日は、心リハの本の執筆依頼があるので、着手するようにしています。
論文もそろそろ、今年2枚目を書かないといけないな、と思いながら、、、 意外と忙しい、時間に追われる生活を、開業医でもしているのです。 (ただ、救急の最終拠点病院で働いていたことを考えると、その時間は全然質が違います。 つまり今はゆったりとできます。 高知市でいうと代表的なのは、近森病院、医療センター、高知赤十字病院などになると思います)
今も後輩や同期、先輩の医師がそういったところで働いています。 開業医として、サボらないようにしたい、と強く思います。 大学時代から、サボる人間は大嫌いでしたし、下手くそではいい、でも先輩・同期・後輩だとしても頑張らない人間には主将として注意してきました。 体育会系の人間だと大学時代に気づいたのですが、医師になって、そういう世界ではないな、と思っています。 思いっきりサボっている人間が多くいるのが現状で、私自身がそうならないように注意したいと思っています。 処世術に長けた医師でさらに勉強もできる医師もいて、羨ましく思いますが、処世術だけの医師は私は軽蔑します。 今後、病院ではなく、経験したことがない医師がクリニックで心リハをメインにした開業があるかもしれませんが、「心リハは経験が命です」 死なないから良いだろう、フクダ電子が教えてくれるから良いだろう、ではダメな理由も喋りました。 このまま心リハをしていれば、心リハ中に突然死したかもしれない例を紹介しました。 つまり、おいそれと経験ないところで、安定しているから、といって心リハをうけないことが重要で、本学会(全国学会)でも重要視されている部分です。
四国の他県でも、ひどいところがありました。 今はどうかわかりませんが、「それはもはや心リハではない」というものです。 全国学会でも、スキマ産業として、大病院で、「心リハは素晴らしい! こんなに効果があるなんて!」と「ハマった」経験がないと、開業はどうなのかな? と思います。 なぜなら、その効果は、大病院で自分でエコー、カテーテルをして、分かることだからです。 重症例ほど経験すればするほど「ハマり」ます。 見学だけでハマるのは、ちょっと違うのです。


私は小学生の頃から推理小説が好きで、大学生になってからは、ブログで短編や少し長めの推理小説を20個ほど、社会人になってからも書いています。 その推理小説はいわゆる、トリックが少し変わったもので、文章自体がトリック、という叙述トリックを用いています。 シャーロック・ホームズは好きですが、王道のサスペンスではないのですが。
さて、内科医師の仕事は推理小説に非常に似ています。 患者さんが「私の病気は○○です」という方がほとんどいません。 特に大きな病院ではそうです。 キーワードで一発診断ができる場合や、すべての可能性を考え、少しずつ検査をしながら残ったものが診断、ということもあります(このことが分からない医師がいますが、恐らく外科をしていて内科を標榜している場合、慣れてないのだな、と思います。 もちろん優秀な外科医は内科医よりも内科学に優れている場合も多々あります)
外科は「治した」という達成感があると思いますが、私自身が循環器内科で心臓カテーテル治療でその感覚はわかるので、外科医を目指す意味はなんとなくですがわかります。

究極は放射線科です。 内科でも外科でもそうですが、「診断さえ」つけば、あとは治療はほとんど決まっているのです。 その診断に、私の好きな聴診や視診、触診も大事ですが、CTだけで診断してしまうことに憧れ、放射線科医になりたかった、とすら思います(ただ放射線科医はドクターズ・ドクターと称され、医師に教える医師ですのでそうとう優秀でなくてはいけません)

しかし最高の内科医の醍醐味は、「症状がない病気を早期でみつけて健康寿命を延ばす」ということに尽きると思います。 徳島大学の第二内科に入局し、心臓カテーテル、各種エコー、胃カメラ、さらには虫垂炎の手術をこなしていた父親を見ていた私にとって、開業するにあたり、当然(虫垂炎の手術は別ですが)それらすべてが出来ることが当たり前を思って修行していました。

サボった挙句、その病院と折り合いがつかなくなって、気をてらった開業をする医師もいます。 私には信じられません。 大病院では「過労死するかも」と思って診療していたのですが、、、 自身の生活の質も大事だと思う医師もいると思いますし、私自身も若い若いと思っていましたが、36時間連続勤務などはもう出来ないでしょう。 しかし師匠の教えを守り、毎日、医学雑誌、論文を書くこと、執筆業などをすることで、医療の質を落とさないようにしています。


当院で働いている方は働き方、また当院にかかってくださっている患者様にはできるだけ、その方の事情に合わせて治療をしたい、と思っています。 私自身は、京都日赤で消化器内科を中心に研修していた時に、一旦実家である、福田心臓消化器内科で往診や町医者のことをして、その後、徳島大学の医局に入り、循環器内科だけでなく、放射線科まで研修し、心臓リハビリテーションセンター長をしていました。 その後、留学もさせていただきました。 開業するにあたって、通常、開業医のもとで研修する方は少ないと思います(私が知る限りでは私だけです) 往診(訪問診療)もしていたので、その方の病院での診療だけではなく、自宅でどのように暮らしていて、困っているか、が想像できるようになりました。 なので、当院にかかってくださっている患者様は私自身がその方の体の具合をわかっているので、事情に合わせて介護についても深く考えて、一番いい方法を模索していきたいと思い診療にあたっています。

しかし、制度のことなど(大事なことですが)で、深く考えていただけない場合もあり、私自身、患者様に申し訳ない、と思うことがあります。 医療人(医師以外でも)としては、自己防衛も大事であることはもちろんですが、患者さんの要望などを汲み取る努力をする必要があるのではないでしょうか?

これはあくまで私見でが、「自分の家族であればどうするか」、を考えない医師は医療をするべきではない、と思います。 医師免許をもった医療技術者(その技術も稚拙な場合もある)、と思います。 (もちろん、無理難題を要求された場合は別です)


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