血圧を下げるためには減塩もそうですが、とりあえず冬は家の中でも、中と外でも寒暖の差が激しく、血圧の変動が強いので、血圧を下げておかないと脳出血おこしたり、心筋梗塞などを起こしてしまいます。

下げすぎももちろん良くないですが、妙な民間療法で下がるはずはありません。 確実に血圧をさげるには薬しかないでしょう。 薬を飲んだら一生? と良く聞かれますが、「逆に飲まないと一生がすぐ終わるかもしれない体になっているのかも」と思います。 ① 今はのまなくてもいいですが、食事に気をつけてください ②一時的にでも必要ですが、いずれ暖かくなれば、また体質を変えれば中止できるかもしれません。 ③減薬は可能かもしれませんが、完全なる中止は危険です ④どうしても内服してもらわないと危険です! という4パターンが私の答えです。

日本人の脳出血が減ったのは、今の性能のいい、血圧の薬がでたことや、ガイドラインで血圧を下げる基準が厳しくなったこと、の2つだという事実がものがっています。

開業時に15年前から私や父親である福田心臓・消化器内科の理事長はしっていました。

今年の感染症の雑誌にやっとそのことが掲載されていますが、いまだに信じずに咽頭所見ではインフルエンザは不明、という医師もいると思いますし、それが普通のレベルだと思います。

ただ、私自身が論文に2016年しようとしましたが、すでに論文化を2011年に開業医の先生がしていました。

インフルエンザキット、症状や状況だけでなく、咽頭所見が加わると、間違いが少なくなります。

 

ペンライトは白色光のLEDを忘れずに

ガイドラインでは、そんなに下げなくてもいい、という風潮ですが、

J ClinHypertens. 2018;20:560–567.

の報告では、心臓肥大がある場合、尿酸値が6.3以上の例と5.1未満の例とを比べると、7年後に心不全になる確率が1.6倍になるという報告がされています。

心臓病の治療は、血圧、糖尿、コレステロール、そして中性脂肪まできましたが、最後に尿酸までも下げておいたいい、という風潮になっています。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。 簡単に言うと、喧嘩する神経が交感神経、飯食って寝る神経が副交感神経となります。 喧嘩するときに血圧が高く、脈拍が早く、さらに瞳孔が開いて相手を良く見えないと喧嘩に負けますよね? 自律神経が悪い時は、小児では「未熟」、成人では「障害」、高齢の方は「退化」している、と私は説明しています。

ストレスや疲れなどで、障害をうけることになります。 そうすると、本来脳に血液を組み上げることができずに、「神経調節性低血圧(失神)」を起こすことになります。 ちなみに、今は少ないと思いますが、小学生が夏のあつい時期に校庭で立たされて、長い時間、ストレスのたまる面白くない校長先生の話を聞かされると、気分が悪くなってしまう場合があり、昔は「根性がたりない」などと言われてましたが、全くの誤解で、自律神経が未熟、だから、病気というか、そういう状態なのです。 これを見ている校長先生がいたら、話は短く、面白い話をしていただけたらと思いますし、暑い時期は体育館などで、水を飲みながら話をすることをお勧めします。

さて、胎児の心エコー検査では、実は生まれてくる前は、心臓は拡張する機能が悪いことが証明されています。 この原因には、胎児の心臓はまだ「未熟」という説明がされています。
子供は小さな大人ではない、という医学の格言にも通じるところがあると思う次第です。

医療に100%はありません。 この季節、いくら血圧の薬などを調節しても、急な上昇などで救急外来に行かざるをえない人も出てくるかもしれません。 当院にいていただければすぐに紹介することも可能ですが、夜間や日曜日などは、我慢せずに直接救急に行った方がいいです。

これは私が「四国こどもとおとなの医療センター」でセンター長をしていた経験からも言えます。

いくら、開業医の医師が薬剤を調節しても、100%次の外来まで大丈夫、という保証はどんな開業医にもできないことです。 もしそういった開業医の医師がいたら、その医師は救急医療に携わったことがない医師です。

救急をしていて、「ひどい治療を受けていた」という救急医も信用してはいけません。 今までの経緯を知らないのに、結果論で最終的に自分が一番偉いと勘違いしているだけです。

幸い、京都、徳島、香川で勤務している病院では、そういった医師は私を含めていませんでした(一部いたような気がしますが、私自身はその医師には絶対にかかりたくない、と思います。 なにせ、自分が世界で一番と思っている勘違い野郎(医師)だからです)