すでに数人熱中症の方がおられます。

そうじてみなさん、「水分はとっていた」とのことです。

大事なのは、汗をかいたら「塩分」も必要ということ、そしてなにより、エアコンが大事、ということです。

扇風機と窓をあけるだけでは熱中症になってしまいます。

ご注意を。

さらにいうならば、清涼飲料水で糖分をとりすぎると、ビタミンB1がへってしまい、疲労の原因になります。 そういった場合は、いわゆる「ニンニク注射」、ビタミンB1入りの点滴が適しています。

現代人には減っている、と思われがちな脚気は実は増えています。

自宅でもビタミンを摂ることを心がけてください。

長らく心臓リハビリテーションは「抑鬱状態」に効果がある、とされてきました。 厳密には、心臓病をわずらって落ち込んでいる、また、くよくよしている場合に、運動療法やカウンセリングで良くなる、という論文がもとになっています。 また、悪いインターロイキン(血液中のサイトカイン(ホルモン物質))が減る、という論文もあり、それがもとになっています。

私が英文で論文投稿してアクセプト(間違いがない、とされて雑誌に掲載された照明)された内容では、心臓病の悪さによって、抑鬱状態になりやすい、というものです。 実際に、悩み事があったりすると、運動中に医療従事者(福田心臓・消化器内科は特別で運動中に医師が見回る決まりとしています)に相談できることからも「良くなっている」患者さんもいます。

ただ、私の研究結果では、「ストレス対処能力」という、抑鬱状態と関係する能力は、心臓リハビリでは改善しない人もいる、という結果でした。 様々な理由がありますが、「ストレス」「抑鬱状態」に関しては、もちろん、自分の置かれている病気の悩みを相談できること、も大事ですが、「人間関係」「睡眠不足」が最も関係しています。 そのため、心臓病がない人に対しては、「嫌な人とは会わないか、出来るだけ会うのを避ける」「仕事量を減らして睡眠時間を確保する」のが基本です。

これは循環器内科ではあまり知られていないのではないでしょうか? 単に「ストレスを減らすように」という医師は分かっていない、と精神科のセミナー(研究会)で学びました。
心臓病がある方は別かもしれませんが、個々の症例(患者さん)にとって、最もいい方法の指導、アドバイスを贈ることが重要と考えています。

私は「徳島大学病院だからお前に患者さんがくる」「善通寺病院だからお前の外来に患者さんがくる」

だから勘違いするな。 という教えを受けました。 これは以前から知っていた(分かっていた)ことだったのですがきちんと教える、教えてもらえる、ということが大事なのだと感じました。

徳島大学病院時代に鳴門にある、とある病院に週に1回バイトで行っていた時には、私の外来は、そこの病院(診療所)の院長先生にかかっている患者さんが風邪をひいたりした人、整形外科だったので、循環器疾患の患者さんを担当していました。 決して私目当てでくる患者さんは一人もいません。 それは代々、1−2年でバイトの医師も変わることからも分かることです。 私がバイトが終わって、違う病院のバイトに行く時に、ついていきます、という患者さんはいませんでした(他の医師でもそうです)

さて、中年以降、ベテランの医師でも勘違いする医師がいます。 自分の貢献度がわかってない人です。 私は善通寺病院(現:四国こどもとおとなの医療センター)で、何人入院患者をみているか、が張り出されていました(内科系では3位を大きくぶっちぎって2位でした) これをすると、少ない医師はあせります。 なにせ医局に張り出すことになっているので、最下位の医師は「働いていない」ことがみんなにわかるからです。 じゃあ外来をその人目当てでくる人はいるのか? 一人もいない状況でした。 まさに善通寺病院だから、より偉い院長という人がしている病院(診療所)ところだから、その人に患者さんがくるということを知ってないので偉そうな態度で、ますます周囲から嫌煙されます。

一宮きずなクリニックにくる患者さんのなかには、福田心臓・消化器内科の理事長の、福田善晴という偉大で、人格者で、腕もいい,有名な医師をみんながしっていて、その医師の息子が院長をしているクリニックだからくる、という人もいると思います。 なので謙虚にならないといけないと思う次第です。

勘違いしている医師には、大病院での研鑽がたりないではなく、いい師にめぐりあえなかった哀れな人だと思う次第です。

その人の有酸素運動の持続時間、強度がわかるのが「心リハの専門」の医者です。

10分くらいなら大丈夫そうだ、エルゴメータ(その場で動かない自転車)で20wattなどです。

ちなみに、基準は臥床できて、(入院の)自室のトイレにいける方が、0watt漕げます。

自著、「恋する心エコー」に載せています。

当院では、外した時に説明することは避け、解析をした後に来てもらうようにしています。

実際にところは、その日に解析ができる、高額なソフトで解析をしているので、今後は体制を変えるかもしれませんし、外した時にしか聞けない、という方にはその日に説明していますが、やはり解析時間をもらった方がいいと考えています。

なぜなら、見逃してはいけない2つの不整脈があるからです。 脳梗塞を起こす「心房細動」、と、突然死になる「心室頻拍」です。 これらを検知することができるソフトで、善通寺病院時代のソフトとは雲泥の差で、検出力の強さにびっくりしています。

基本的には24時間で、脈拍ではなく心拍数が8-12万回がいいところだと思っています。 平均の心拍数は60-80くらいがいいのですが、正常は50-90とされています。

不整脈の数ですが、3万回以上あれば心臓に負担となっているので、症状がなくても原則治療が必要です。 1万回以上であれば、医師の判断によると思いますが、10回に1回心臓がからうちしていることを考えれば、強い不整脈の薬ではなく、サプリメントのような薬で様子を見てみるのもいいと思います。 医師によると書きましたが、1万回以上の不整脈の出方、出る時間帯、などによって変わる、と書いた方がいいですね。

生活の質を妨げる症状があり、その症状が不整脈の時間に一致していれば治療の対象です。 この場合は治療、薬を途中で中止できる場合がほとんどです。