日曜日に、不定期ですが、年に3−4回開催される研究会に朝から夕方までですが、休憩も挟みながらですが長時間あります。

ちなみに、米国では、「エコー・ハワイ」といって、遊びながら、楽しみながら、心臓超音波検査を学ぶ、という学会に準じた会が昔からあり、数年前から、徳島大学主催の、「エコー淡路」というものが日本ではあります。 これも学会に準じたものです。

何事も楽しみながら勉強しないと、身につかない場合もあります。 とくに長時間だとそういった傾向があると思います。

ちなみに金曜日は、低血糖を起こさないための糖尿病治療の研究会に出席予定です。

言い切った医師はあまり見かけません。 私自身は非常に危ない薬だと思っていて、他院で内服中の方が当院にきたときは離脱を試みます。 SU剤とはアマリール、グリミクロン、ダオニールの3剤だけです。

どの医師も使わない、と言うようですが、実際は使われています。

2019年現在使用はしてはいけないのでは? と思っています。

より安全な薬がでて、インスリンも良くなり、糖尿病治療において治療手段は私が医師になったときと比べ、180度変わりました。

長年飲んでいた、という方に対してもやっと違う薬にでき、コントロールも良好、となったのが、丁度1年前です。

サムスカという薬は心不全と嚢胞腎によって入院期間を変わることがあります。 なにせ、心不全の場合は1錠もしくは半錠であるのに対し、嚢胞腎の場合は4錠など多くなるから入院期間が4泊とか1週間とかになるわけです。

サムスカを3mg程度であれば、有害事象の主な高Na血症はまずでないとされており、日帰り入院も認められています。

朝採血、内服して、4時間後に採血。 午後に採血してその日に退院、です。 ただ1週間後には採血する必要があります。

7.5mgの1錠の規格でも1泊2日でも十分でしょうが、それは患者さんが十分水分の摂取を心がけれる人であったり、薬への相性が悪くなければ、という条件があります。 一般的には数日の入院が安全とされています。

海外では、ジェネリック薬品を売るときは「これは本来の薬とは違うものです」と言わないといけない国、州もあります。 言わずになにか有害事象があれば、言わなかった人が訴えられます。

AGといって、オーソライズド・ジェネリックという、正規品の薬を作った会社が同じ方法で、ジェネリックを作ったものは、ほぼ同じと言って良いでしょう。 値段も他のジェネリック薬品と同じです。 なぜそればっかりにならないか? 薬局の儲けを考えると、仕入れ値が安いジェネリックにどうしてもなってしまうのは仕方ないことですが、逆にAGが多い薬局ほど「良心的」と言える指標となります。

正規品でも、私は「毒」と言っている、スーグラという尿に糖をだす、糖尿病の薬、、、これのジェネリックとか怖くて怖くて、、、 なにせ蓄積性があり、致死性の粘膜障害を起こす薬です。 高知ではなんと最近までこのジャンルの薬の販売がスーグラがシェア1位でした(今は3位くらいかな?(でも6種類あるんですよ!!! 異常に高いシェアです)

私はこのスーグラという薬を、「踏み絵の薬」と呼んでいます。 もし論文をみて危険性に気づいていて処方しているなら「悪」、知らないで処方しているなら「無知」というわけです。

ちょっと調べればわかるはずなんですが、、、

私は抜歯する場合や、歯科に詳しくないので、血液がでる処置をする場合、

必ず「サワシリン」と「オーグメンチン」を1錠ずつ合計2錠、歯科にいく前に内服しています。

私は心臓病の既往もなく、感染性心内膜炎(IE)になりそうな弁膜症もない、低リスク群ですが、それでもIEの怖さをしっているので、論文上低リスク群でも事前の内服は当然として、どの薬がいいか? を問題にしています。 オーグメンチンが手元にない場合は、サワシリンだけ内服していっています。

虫歯をつくらないのが一番ですが、その後どうするか、も考えておかないといけないと思っています。

※健常人では観血的治療をした後でも問題ない、という報告もあります。 その一方で術前に内服しておくのは当然として、何がいいか、を検討した論文もあるのです。

ちなみに医科ではどんな手術でも、術前から点滴による抗生剤が投与されるのを知っているから、かもしれません。 カテーテル治療でも、です。 ステント治療だけの場合、1回のセファメジンだけを投与していました。 皮膚から血管内にカテーテルを入れていくので、皮膚に多くいる、黄色ブドウ球菌が血管内に入る可能性を見越して(なんども消毒して清潔にするのですが)点滴していました。