英語の決まり文句です。 和製英語の略で、心エコー図検査のことを、UCGと書くのは海外では通用しませんので、Echocardiographyと英語で書くなら書かないといけません。 心エコー、と日本語で書いてもいいでしょう。 ただ、UCGはもう使うべきではない時代です。

さて、私は、コスト無し(お金は頂かず)で、心エコーをすることがあります。

それは患者さんん負担も考えてですが、利尿剤での治療の効果判定に、採血検査ではなく、エコー検査が有用な場合があるからです。

Limitedというのは、的を絞ったという意味合いですが、専門医がする場合に使います。

Focusedというのは、エコー専門医ではない医師が、一部分だけを見るときに、使う英語です。

よって、当院では、カルテにLimitedしか使うことはありません。

しゃっくりのことです。 横隔膜の痙攣から、ヒック、となるわけですが、私は必ず止める処方を持っています。 漢方2種類、安定剤、制吐剤、胃酸抑制剤 の 5種類です。 理屈はありますし、なにより止まらなかった人が今までいません。 制吐剤入りの点滴しながらとりあえず漢方1種と安定剤だけでも治ります。

難治性吃逆という定義には、数ヶ月つづく吃逆、とありますが、私は1日でも、そのしゃっくりが原因で寝れなかった、という時点で、難治性と判断しています。 これは大病院で救急をしていての経験です。 脳梗塞の人もいましたし、膵臓癌の人などたくさん診てきました。

長く続いた吃逆がとまって良かった良かった、はいけません。 もし患者様で、そこで治療が終わったのなら、違う病院に即刻行くべきです。 基本的には入院して精査がいいと思いますが、入院が無理なら、精査を外来でするべきです。

何事も原因があるのです。 必ずしんどい吃逆をとめて、その間に原因を調べる、ということです。 もちろん、原因を特定できない場合もあります。 が、何人も救急で吃逆をみていると、特定できない人もいるけども、特定できた時は「救命」につながるので、医師なら知っておいて当然、プロなのだから、と思います。

若い方なら、逆流性食道炎、胃潰瘍、急性膵炎などを考えるべきでしょう。 高齢の方なら、右冠動脈の狭心症(最近は若い方でもですね)、心膜炎・心筋炎、胃癌、膵癌、脳梗塞、は絶対に否定するべきです。

原因がわからないと次の対策もできませんよね? そしてその原因はほっておくと大変なことになるものばかりです。

長く続く吃逆、、、これだけで色々検査をしないと「危ない」という危機感を医師は持っています(もっているべきだと思いますが、、、) 少なくとも私は持つべきだと思います。 少し調べれば医療者でなくても分かることです。

奇数月の最終土曜日の朝刊の、「優しい社会」に寄稿をしだして2年半になります。 私は毎回、テーマをかえて、専門の心臓だけでなく、幅広く書くことを心がけています。

新聞社から、「利益誘導をする内容は載せれない」という指摘が一度ありましたが、確か「インフルエンザは咽頭所見で判断できないと医学書にはあります。 しかし10年以上前から理屈をもって診断の補助にしていましたが、論文にするという発想がなく、2011年に北海道の開業医の先生が論文化され、インフルイクラという名称が感染症医では有名です」と書いた文章が、1o年前から知っているというのは、一宮きずなクリニックの優位性を書いているので、医師でもない新聞社の医療に疎い審査員でボツにされ、「こういった論文があります」と書き直されました。

私自身の経験を書いたつもりですが、新聞社としては、「私しか診断できないことを書いている」という判断で、イコールそれは、「当院にきたらいいですよ」という誘導の内容はダメです、と返事がきました。 一言も、そんなことは書いたつもりはありませんでしたが。 以後も医療の実態をしらない人から、掲載できない理由が不明瞭ですが、患者さんがしっておけばいい、という内容がなかなかかけません。 一般的なことを書いても面白くないし、噛み砕いてわかりやすく、毎回テーマを決めて書いているのですが、新聞社からは毎回小出しで基準が不明瞭なことを言ってくるので書きにくい。 病院やクリニックの利益誘導は駄目、というのは分かりますが、私の書いている内容に、そういったことは今まで一切書いていません。 見比べてもらえばわかると思います。 「優しい社会」という欄です。

7月の最終土曜日の私のテーマは、「知っておいて損はない」というテーマで、患者さんが学会にいける、ということを主体に書きましたが、大幅に手直しをされました。 患者さんが読んで医療に興味を持ってもらい、そこでどんな手段で自分や家族などの病気について、医師の説明以外で最も早く情報を収集する手段をかいたのですが、「何をもって駄目なのか、明確な基準を書いたものを見せてください」とメールしたところ、そのまま掲載となりました(じゃあなんで駄目だったのかが、未だに不明です。 基準を教えてください、とメールしましたが、仲介役の人からも、駄目ではないようです、とだけ)

9月は心臓リハビリをしていると、腎臓の機能が良くなる、という内容にしようと思いますが、ユーモアを交えて、読みやすく、間違いがないように書きたいと思いますが、まだ未定です。

高知新聞含む、マスコミは、どうも偏っていると思う次第です。 もちろん、私が書いた内容をチェックしてくれたり、掲載できない正当な理由もわかることもあります。 しかし、日経メディカルの取材をうけたときも、手違いの手違いがあり、取材内容で、私が言った内容とは全く違う内容が書かれていたので、全て私が書き直しました(本当に全てです。 取材の内容で書かれた文面は全て私が書き直した文面です。 カメラマンさえいたらいい、という状況で、下書きだけしてくれれば、という状況でした。 福田大和、日経メディカル、で検索すると出てくると思います。 本来は私だけの取材だったのですが、弁天社から「聞いてない。福田善晴と聞いている」という日経メディカルとの行き違いがあり、私もそれもまぁいいだろう、と思って引き受けましたが、外来を1時間穴をあける結果になりました。そういった迷惑を考えない人たちでした) 日経メディカルは弁天社に委託したとのことでしたが、あまりにもずさんだったので(特集だったのですが、離島で働いている医師のことを、時代遅れの駄目医者のように書いているので、用心していました)、本社にメールしたところ、日経メディカルを辞めたOBの方が作った会社に頼んだ、ということでした。 なにせ、「あなたは宗教にはいっていますか?」と、取材では聞いてはならないことを聞いてきました。

皆様も、取材を受けたりする場合は、記事になる前に、一度掲載する予定の記事を見せてください、と言ったほうが無難だと思った次第です。 納得できない場合は、自分で書き直して、それを見せたほうが早いですね。 書かないなら、どうしてそういう記事になったのかを問い詰めたほうが良いです。

現:吹田徳洲会院長の、金香院長は、四国こどもとおとなの医療センター(前:国立善通寺病院)で心臓外科部長をしていたときに、地域連携室長をされていました。 金香先生が地域連携室長も兼ねていた時に徹底していたのは、紹介を受けた日、もしくは紹介が夜間であれば、次の日には必ず紹介元に返事を返すこと、が義務付けられていました。 返事を書かない医師(私も含めてですが)には、16:30にPHSで連絡がきて、「私も帰れんし、地域連携室の皆んなが迷惑するから、忙しいのはわかるけど、まずは返事を書くように」という指導をうけました。 金香先生は、患者、開業医、大病院を対等の関係と考えていましたし、私もその意見に賛成だったので、紹介状をもらって、数日経ってから、もしくは退院時に返事をする、などということは絶対にしないことにしました。 少しの手間で返事は書けるからです。 「紹介ありがとうございました。 現時点ではこういった疾患が考えられ、入院となりました」と書き、その後にまた詳しい結果を送れば良いのです。

私も陥ることがありましたが、医師である以上、困っている患者さんを「治してやる」は全くのナンセンスで、さらに紹介状の返事をすぐに書かない行為は、紹介元のかかりつけ医を軽視している行為だと教えられ、学ぶことが多かったです。 大病院では、命のかかった治療で忙しいのは経験しているので分かりますし、実際に10分の手間が煩わしい、さらに過重労働で心にゆとりがなくなるのは経験上否めません。 だからこそ、そこで患者さんのことを思えば、以後の治療を進めていく上で、連携をクリニックと病院でとることが非常に大事だと学び、そしてそれが正しいと思うに至りました。

最も医師にとって大事なことは、良い上司にめぐり合い、時には厳しく指導されること、が重要だと思います。

四国こどともおとなの医療センターは、非常に綺麗になりました。 ただ、そこで働く医師が変わらなかったり、逆に人手不足になったり、良い上司がやめていくのであれば、ハード面はよくなってもソフト面が悪いのであれば、「前の方がよかった」となりかねません。 実際に人手不足が一時解消されましたが、徐々に医師がまた減っていき、良い上司がいなくなり、若い医師も来ない、来ても良い指導(ここでは医療技術ではない、医療への考え方です)が受けられないのなら、衰退していくかもしれません。 OBとしては心配しています。

を続けると、慢性腎機能低下の方の腎機能が良くなる、という報告がかなりされているようです。

しかしなかなか週一回の心臓リハビリというのは、実験としてする分には可能かもしれませんが、実際にはお金の問題や、時間の問題で無理でしょう。

現実的には月二回、月一回が外来心リハでは良いのではと思います。 もちろん週一回こられる(福田心臓・消化器内科)方は元々が悪ければ、必ず改善するイメージを持っていましたが、eGFRという数字で統計学的に見せられると、、、

しかし、機序はもともとあったものであり、心リハだけではなさそうですが、、、 心リハを週に1回もする人は、健康に気を使い出した、つまり、普段の食事も変わったはずなので、と思ってしまいます(減塩で水分は多めに、などの指導を守る)

週一回ならず、ほぼ毎日ここに何か書くのは「暇」ではなく、昼休みや寝る前、時には朝などに、その日あったこと、昨日会ったこと、最近考えていること、をパッと書くので手間としては3-5分程度でしょうか? 書き溜めもあるので、自動的に次の日になったときにでるようなものもあります。