私は高知県の唯一の全国学会の評議員医師です。 四国支部では理事になっています。

今回参加して、主に腎臓の機能と心臓リハビリについて重点的に発表を聴いてきました。

昨年は演題5題、座長1席でしたが、今回は発表もせず、全て断らせていただきました。

腎臓リハビリテーションも最近になって浸透してきているのですが、心リハから派生した感じです。

心リハをする機器は、ほぼ変わっておらず、複雑化もされていません。

専用の機器を使う必要もないのかな、という印象を機器展示ブースで感じました。

10年前の四国こどもとおとなの医療センター(前:国立善通寺病院)時代とほぼ変わってません。

高価な機器で研鑽・研究を長年してきたものとしては、開業医レベルでは、そんなものは必要ない、と思っています。 (福田心臓消化器内科では高価な機器を導入しましたが)

全ては経験です。

 

開業してもうそろそろ9月で3年になります。 その間、当院のスローガン、「癌をおろそかにしない専門的循環器診療」はブレていません。 現在、パートタイムで午前中働ける看護師さんを募集中です。

当院では、母体が医療法人大和会であること、また社会福祉法人秦ダイヤライフも母体にあることから、卒業してすぐに当院で働いても、大きな病院で働いている人以上の経験が積めると思います。 もちろん経験者でも。

心臓のエコー(看護師はしてもいいのです)や、心電図の見方、また資格が必要なら心臓リハビリテーション指導士もとることが可能でしょう。 私がサポートします。 心エコーはやる気があれば、所見をみることはすぐにできるようになりますし、実際に出来るように指導をさせていただきます。 心臓リハビリに関しても関連の福田心臓・消化器内科で、私が香川の四国こどもとおとなの医療センターの、センター長をしていて、開設したものを、そのまま持って帰ってきました。 そこでの研修も可能です。

大きな病院にいてはわからないこと、そういったことが実は患者さんにとっては、一番大事なことだと思います。

当院で最も大事なことは、医療技術ではありません。 まだまだ人間として未熟な私ではありますが、社会人として、医療人として、なにが一番大切か、を学びながら、少しのユーモアも交えながら働ける環境が大事だと考えています。

大きな病院で十分働いた、パートタイムで働きたい、ゆくゆくは正規雇用も考えたい、そしてなにより、「かかりつけ医」ではなく、「かかりつけ看護師」としての役割が、当院にはあると思っています。 小さな診療所ではありますが、世界に情報を発信していく気概で、地域の方に日本、世界水準の医療をしていく、そしてなにより働くことが楽しいような環境、そういったことが揃って初めて地域の方に信頼されるクリニックなどだと思っています。

そういった、人に愛されるクリニックに今後もしていく努力を私自身心がけたいと思っています。

ぜひ、力を貸していただけると幸いです。

受付をしている方は医療に通じている方が多いのですが、多くの患者さんが望んでいるのは、慈愛の心、もっと簡単に言うと、笑顔、だと思います。 その方の笑顔をみれば安心できる、という訳です。

医師(歯科医)や看護師(歯科衛生士)がよくても、受付の方が良くない、という場面を目にします。 大概が、偉そうで、融通がきかず、医師との疎通ができてない方です。

院長をしていて、受付が悪いパターンは2つです。 院長の教育が良くない(教育というか、医師との疎通ができてない)か、その方の変わることがない個性(悪い意味で、受付業務に向いてない)です。

家に近い、もうなんどもかかっている、などで、そのクリニック(歯科含む)を変えられない場合があることを自分自身で実感しました。

そのため、当院でもミィーティングでは、「治療」のことより、「患者さんに不快な思いをさせないためには?」が、多い議題です。

一宮地区では、来た方を順番に診て行く方針が主流のようですが、私は今までそのようにして診療をしたことがないので、予約制をとらせていただいています。 理由はいろいろあるのですが、出来るだけ待たせないように、ということと、1年の計を持って治療計画を立案したいと思っているからです。

あとは、これは当たり前のことですが、予約ではなくても来た方は全員診させていただきます。 予約の方の間に入る場合もあれば、緊急性なども考えることになるので、どうかご理解いただければ、と思います。

※当たり前と書いたのは、法律上、医師の義務にあたるからです。 最近、完全予約制の歯科医、などが多くあり、予約を2回キャンセルすればもう診ません、など変なところもあります。

法律違反を犯していると思うのですが、完全予約としている以上、その日に来ない方の売り上げを計算しているのがバレバレです。 儲け主義の医師、歯科医ほど、醜く見える。 のは私だけでしょうか?

困っている人を診ないのであれば、そんなクリニックはなくなってほしい、と思います。 新しくその場に、よりよい医科・歯科のクリニックができるでしょうから。 邪魔になっています。

秘伝中の秘伝が誰にもあると思います。 ない人は、、、 たまに行く学会や研究会でお茶を濁しているだけ(論文を書く前の医師になって4年目までの私がそうでした。5年目から真剣にこのことを考えるようになりました)だと思います。

私や私の周囲の人は情報発信型の医師が多く、より優秀だと思えば後輩でも教えを頭を下げて私はこいます。 そうやって身につけていって、自分なりの最も早く情報をキャッチする方法を確立しています。 現在version 5くらいでしょうか? こればかりは論文を書くものとしてはおいそれと公開することは出来ません(あしからず)

患者さんで自分のやご家族の病気を知りたい、と思えば、手っ取り早いのは、学会に出席すればいいでしょう。 実際に大阪や東京では、患者さんが学会にきて、医師の発表を聴講しています。 なので、患者さんの目が肥えるため、医師のレベルも上がる、という論調がありますが、一理あるどころか百理あると思います。

学会がいつあるか分からない、という方は、気軽に私に申し出てください。 インターネットさえあれば、「こうった学会がある」ということを言わせていただきます。 医療関係者だけの研究会は出席できませんが、学会はwelcomeです。 海外の学会のように、700ドル(7万円)もせず、1-1.5万円か、小さい地方会なら5000円くらいで聞き放題です。 さらに質問してもいいのです。

ちなみに日本の学会が安いのは、日本の製薬会社の「頑張り」です。 広告に対する、費用対効果が少なくても、日本の医療の土台を支えているのは製薬会社です。 撤退するのは簡単だと思います。 そこには医療関係者としての、思いが非常に強くあるのだと思います。 ちなみにジェネリック薬品を作っている会社が学会に協力など全くしません。 だからジェネリックがダメだ、というわけではなく、「高い志」をもって、儲け主義だけでない現場で働く会社が、きちんとした先発品を作っている製薬会社なのです。

ちなみに、米国では、ジェネリック薬品と、先発品 は 「全く違う薬ですがいいですか?」と言わないと、何かあったときい訴訟問題になります。 日本では、「同じ成分ですよ」となっていますが、有効成分が同じだけで、その他の90%くらいは全く違うものです。 治験という人体実験も行われていません。 いいジェネリックと悪いジェネリックは大体医師は知っています。 院内処方をしているところでは、「この薬はジェネリックしか置いていません」という場合もあるでしょう。 薬手帳をみたら、「完全な儲け主義だな」と思うことがあり(これは調剤薬局でもそうです)、そこには患者目線で、かかりたくないな、と思います。