体重過多の方の場合、膝に負担がかかるので、有酸素運動はウォーキングにとどめておいたほうがいいでしょう。

自転車は膝に負担をかけず、膝周囲の筋肉を鍛えてくれるので膝のリハビリにもいいことがわかっています(ただ事故には要注意です)

自転車といえば、さいきんは、いわゆる、普通の「ママチャリ」と言われる使い勝手のいいものにのる、若い人が減ってきました。 ちなみに私も「ロードバイク」に乗っています。

簡単に言うと、値段や乗りやすさ、を考えると

ママチャリ、クロスバイク、マウンテンバイク、ロードバイク の 順番でしょうか?

基本的にマウンテンバイクとロードバイクには荷台がおけません。 クロスバイクも置けても小さなものでしょう。

何が違うか、ですが、ロードバイクとは競輪選手がのるようなもの、です。 私は5年前に買いましたが、当時でも型落ちしまくっていて、変則ギアは2✖️7段という、形だけのロードバイクで、店頭に並んでなく、「最も安いものでいいから」ということで、当時のロードバイクの最も安いものの低下(15万円はしていたと思います)の1/4以下の値段で買いましたが、それでも40km/mは最高速度で出ますし、1/4の値段でも高かったのか、チェーン、ライト、速度計、防犯登録代、ヘルメットなど1万円くらいする装備もつけてくれました。 ロードバイクは骨格がカーボンで出来ていて、軽く、さらにカーボンの硬さを高めているので漕いだ時に横によれない、ので速い。 しかし耐久性の問題もありますし(金属の方が長持ちする)、毎日のるなら週に一回はタイヤも細いため空気圧の調節が必要です。 パンクもしやすい。 またハンドルよりもサドルが高いのが通常であり、信号待ちの時は足が下につきません。 そのため私は泥除け(も普通はつけません)に荷台がつけれるタイプのものをつけ、サドルはハンドルと同じ位置にし、1.000円で普通のママチャリの柔らかいものして、快適性を求めるようにしました。 もちろんふつうはないものですが、倒れないようにサイドキックもつけました。 ロードバイク好きには怒られそうな仕様ですが、私の行きつけのショップの定員さんも、変わった自転車に乗っており、「その人がのって気持ちがいいものがいいじゃないすか?」とのことで、いろんなことを教えてくれます。

ここまで書いた上ですが、もう買ったので、それを使っていますが、今なら、クロスバイクを買うでしょう。 なにせ月一回の空気圧調節ですみ、パンクもすくなく、転倒の危険もすくないので。
ただ一度、ロードバイクに乗ってみたかった、という好奇心です。 今後も大事に、自分らしく乗って行きます。

 

在宅酸素療法とういうものがあります。 肺気腫など、街で酸素を吸入をしている人を見かけることも時にあると思います。 歩いて息切れ、は心臓だけでなく、肺の機能の問題も多々あります。

酸素濃度が低いとますます肺の機能がおち、全身に酸素が行き渡らないので、多臓器不全も起こしますし、心臓の負担が増え、心不全の原因にもなります。

当院では、指先に酸素濃度を測定する機器をつけ(痛みはなく、値段は100円です)、血液中の酸素濃度を測定することができます。 寝ている時、また、日中の酸素濃度が危険な状態にある場合は、在宅酸素療法の適応です。 在宅、とはいっていますが、持ち運びでき、自宅内や屋外でも使用できることが重要です。 3割負担のかたで2万円、1割負担の方で7.000円と、高い、と、私自身も思いますが、取り扱いや機器の性能、自身の健康などを考えると、使用が望ましい方もたくさんおります。

例えば、癌もなく、やせてきた、羸痩(るいそう)状態のかたは、肺気腫が原因のことが多いのです。 早めに手を打たないと手遅れになることもあります。 この治療法は長生きにも関係して来ます。 報告上は、1年では長生き度に差はないものの、3年続けると治療をしなかった方と明らかに死亡率を下げることが言われています。
また、就眠中の酸素濃度の低下が睡眠時無呼吸の場合、2種類あるのですが、閉塞性といって、圧をかければ気道がひらいて無呼吸を防ぐことができても、心不全の方などでは、脳が呼吸をしなければいけない、という指令をださない、中枢性の無呼吸があり、心臓突然死の原因にもなり、酸素療法の適応とされています。

ご迷惑をおかけしますが、何卒ご了承ください。

テーマとしては、「心不全再発を予防するための工夫」ですが、私としては、心臓のことも大事ですが、「腎機能」にこだわりを持つことが大事だと思っています。

腎機能が悪ければ、心不全になるかも、という人が容易に心不全を発症するからです。

腎機能が悪い、体に水分を溜め込んでしまう、ということです。

そのため、当院では、心不全の治療はもちろん、慢性腎臓病に関しても、エビデンス(論文によって、治療するべき、とされていること)にそって、治療をして、なにもしなければ悪くなっていく腎機能を良くする治療をしています。 実際に腎機能改善されている方が多く、悪くならず維持できている方もいます。
そういったことを話したり、ディスカッションに組み入れたいと思って準備をしています。

もちろん、心臓リハビリテーションのことも含めてです。

医師間だけでなく、患者様も知っておいた方が、何かと便利、だと思い、高知新聞としては初めての切り口だそうです。

医師が何を考えて治療に当たっているか、医師も患者さんも気をつけないといけないこと、風邪を甘くみないこと(感冒症状には隠れた症状があること)、など、少しではありますが、書かせていただきました。

是非、見ていただければ幸いです。

世界の論文でも「ロトリガ」というEPA、DHAのサプリメントのような薬は、DHA成分が心臓の細胞膜にとりついて、「心臓の細胞内に良い物質(マレシンなど)」を出し、心筋細胞が興奮をやめることで不整脈がでなくなります。 このことは、私も「心臓リハビリテーション中の不整脈が減少すること」を英文で書いています。 正直これだけで不整脈が治ってしまう人もいますが、効果はseverel weeksで、数週間後に現れ、即効性はなく、また効果が薄い人もいます。

そこで抗不整脈薬が必要になってきます。 不整脈によって症状があったり、1/10 – 3/10の頻度で不整脈がある方は心臓への負担(から打ち)から治療した方がいいとされていますし、特に心臓病後の連続する心室性の不整脈(心室頻拍)は、アミオダロンという強い薬で抑え込まないと、頻拍の心拍数が徐々に増えて行き、心室細動になって命を落としてしまいます。

さて、アミオダロンは循環器内科医か、心臓血管外科か、急性期だけなら救命救急科の医師でないと使用をしない方がいいでしょう。 現れる副作用についての説明がでいないことや、どれくらいの濃度がいいのか、処方量がわからないからです。 こういった、薬をおいそれと説明もなしに、使うことは、医師以外にもいて非常に困ることがあるのが世の中です。 自分が苦労するわけではないのです。 患者さん(他人)が苦労する羽目になるわけですが、「正しい選択だった」ではすみませんよね?
さて、不整脈の薬はアミオダロンをはじめ、その方の心臓の電気の流れが、野球でいうと、右に曲がってまっすぐいかない、のを無理やり左に曲げてまっすぐにする薬、です。 そのため催不整脈作用といって、今度は左に曲がりすぎて違う不整脈を誘発することがあるからです。
そういった意味では、不整脈の薬はプロにまかせた方が安心です。 ここでいうプロとは、医師、のことではなく、救急の場や、慢性期に使った経験を有する医師、のことです。