コレステロールや中性脂肪の疾患
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食事・運動療法の大切さについて

先日、安芸市で高脂血症(脂質異常症)や心臓リハビリテーションについての講演を、医師の方を対象にさせていただきました。

 

高脂血症や心臓病予防だけでなく、日々の健康には適度な運動と食生活の管理が大切です。

食事療法や運動療法の大切さについては、江戸時代の儒学者、貝原益軒の養生訓に、「健康には予防が大事であり、そのなかでも食事や運動が重要である」と書かれて、昔から重要視されていたことが分かります。

 

一宮きずなクリニックでは、循環器内科のクリニックとしては珍しいと思いますが、管理栄養士が常勤で勤務しており、患者様の症状に合わせた適切な栄養指導を受けることができます。また、私の心臓リハビリテーションでの経験(現在も福田心臓・消化器科内科で受診することができます)から、どの程度の運動量が適しているかの説明もさせていただいております。

 

年齢や遺伝、持病のある方は薬物療法が必須のこともありますが、自己流の栄養管理ではなく、客観的な栄養指導を受けていただくことは、内服薬の減量に関与することが証明されています。栄養指導は年に1回など、一度だけ受けられるのではなく、複数回の指導を受けられて実践していただくことで、さらに効果があるとも言われています。

家庭の食事が変われば、ご本人だけでなくご家族、ひいては一族の繁栄に繋ぐことができると私は思っており、非常に重要な予防・治療法だと感じております。

また、適切な運動療法で体力を保つことは、将来に寝たきり状態になることなく、健康寿命が長くなることも証明されています。

 

病気や薬のことだけでなく、栄養面・運動面についても、皆様のお役に立てるよう一宮きずなクリニック・スタッフ一同で務めてまいりますので、お気軽にご相談ください。

 

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一宮きずなクリニック院長 福田大和