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一宮きずなクリニック

医師は(少なくとも私は)、最悪のケースを考える慎重さが重要と考えています。 そのため、私は循環器内科だけでなく、消化器内科、一般内科などを研鑽し、お腹のエコーをして、胃がん、食道癌、胆嚢癌や腎臓癌の指摘(いずれも転移もせず早期発見)してまいりました。 ただこういった検査には個人がだす医療費もかかります。

また、糖尿病などは長く付き合っていく必要もある病気ですので、患者様が支払う、薬代も含めたことを、患者様にお聞きしながら、最善の薬を処方しています。

ただ、胃カメラ、腹部エコー、大腸がん検査は非常に重要です。 アメリカなどは、「検査を勧めてくれなかった」という訴訟もあるくらい、一般市民(その陰には弁護士がいるのですが)が声をあげるほどです。

その重要性と医療費のことを考え、最終的には「命あっての物種」だと原則、思って診察・治療しています。

「検診で特になにも言われなかった」「前の病院でレントゲンは1年前にとった」「前の診療所でいつも心エコーはしていた」、いずれも腹部大動脈瘤、腎癌、肺がん、肥大型心筋症が見つかり、頸部のエコーをしたところ、動脈硬化がひどく、手術をいつするか、を専門の高次医療期間で(当院で処方をしながら)半年に1回検査をするようになっている方もいます。

月刊「血圧」の取材が昨年あり、全国誌にインタヴューを掲載されましたが、そこでも、検診を否定するわけではないけども、かかりつけ医は同じ検査をするにあたって、今後の治療方針を決めるために、検診とは全く違った視点で検査をしていることを考えていただけると幸いです(たとえば、検診では「血圧が高値です」「逆流性食道炎があるので胃カメラで精査してください」「胆嚢ポリープがあります」などですが、私であれば「血圧が高いので、栄養指導をうけていただき、自宅での血圧の測り方を教えさせていただき、その上で薬剤治療をその場で開始するかどうか」を話し、「逆流性食道炎の程度によっては、食道癌のリスクや胃がんの見落としがないかどうかをチェックし、次回の検査をどうするか」を説明し、「胆嚢ポリープは今の所、経過観察で構いませんが、大きさから次は1年後でいい、半年後でないと危ない」という説明をすることができるメリットがあります。 これが、検診とかかりつけ医で検査する違いです。

患者様の考え方もありますし、検診の全身をみるメリット(オプションで)もあると思いますので、それを否定するわけではありません。 ただ、分業制で、責任をもって医師みずからが検査をするわけではないことも事実なのです。 優れた検査技師さんのエコーと、経験不足の方がするエコー検査や、バリウム検査では大きく差がでます。
医療費のことは十分考えた上で、患者様が納得される医療を提供したいと思っています。

ちなみに、もう大腸のバリウム検査(実はバリウムではないのですが)はなくなります。 大腸カメラか、高知県では、福田心臓・消化器内科だけでうけられる、大腸CT検査だけになります。 理由はいろいろあると思いますが、検査の煩雑性や、受ける人が少なくなって材料を売っている会社が材料を生産しなくなったこと、です。 医療は進歩しています。
血圧だけをみていると、足元をすくわれる可能性が高いことを、医療センターでみてきました。 心臓病、癌、肺炎 に対して、当院では総合的に診断・治療を行なっていきたいと思っています。 結局のところ、個人の医療費も安く済むことが多いのも事実です(頭部のMRI検査も必要があれば紹介させていただくと、医療保険がききますので、検診より安く、それでかつ、治療の必要性や、どんな薬を使えばいいのかが分かる、といった具合です)


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