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一宮きずなクリニック

長らく心臓リハビリテーションは「抑鬱状態」に効果がある、とされてきました。 厳密には、心臓病をわずらって落ち込んでいる、また、くよくよしている場合に、運動療法やカウンセリングで良くなる、という論文がもとになっています。 また、悪いインターロイキン(血液中のサイトカイン(ホルモン物質))が減る、という論文もあり、それがもとになっています。

私が英文で論文投稿してアクセプト(間違いがない、とされて雑誌に掲載された照明)された内容では、心臓病の悪さによって、抑鬱状態になりやすい、というものです。 実際に、悩み事があったりすると、運動中に医療従事者(福田心臓・消化器内科は特別で運動中に医師が見回る決まりとしています)に相談できることからも「良くなっている」患者さんもいます。

ただ、私の研究結果では、「ストレス対処能力」という、抑鬱状態と関係する能力は、心臓リハビリでは改善しない人もいる、という結果でした。 様々な理由がありますが、「ストレス」「抑鬱状態」に関しては、もちろん、自分の置かれている病気の悩みを相談できること、も大事ですが、「人間関係」「睡眠不足」が最も関係しています。 そのため、心臓病がない人に対しては、「嫌な人とは会わないか、出来るだけ会うのを避ける」「仕事量を減らして睡眠時間を確保する」のが基本です。

これは循環器内科ではあまり知られていないのではないでしょうか? 単に「ストレスを減らすように」という医師は分かっていない、と精神科のセミナー(研究会)で学びました。
心臓病がある方は別かもしれませんが、個々の症例(患者さん)にとって、最もいい方法の指導、アドバイスを贈ることが重要と考えています。


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