建国記念日についてあまり調べたことがないので少しだけ調べてみました。 日本の建国は660年に始まると「古事記」や「日本書紀」などから推定され、建国記念日は1966年に制定されています。 私は生まれてはいませんが、それまでも名前が違うも祝われていたようですが、制定されたのは意外と最近だと感じました。 国をしのぶ(この「しのぶ」は忍ぶではなく、偲ぶ、で、日本国の先人に敬意をもち、感謝するという意味になると思います)日、というわけです。  一方、心エコー図検査は1954年に始まり、1962年にはその名称が確立されています。 こちらも結構最近ですよね。1970年代は心エコー図検査は今と違い、言い方は悪いかもしれませんが、誰もができないような高度な技術と知識が必要だった時代だと推測できます。 私は心エコー図検査についてはつきっきりで教えてもらった師匠達がおり、また書物なども豊富な時代に育ち勉強することができました。

どちらも国の成り立ちと医療技術の進歩を象徴しています。 日本の建国と心エコー図検査の成り立ちは、時代を超えて人々の生活に影響を与え続けています。これからも、歴史を学び、先人達に敬意と感謝を忘れにず、未来に向けて進んでいくことが大切だ、と感じました。

検脈といって自分で自分の脈をとる方法で「現在の脈がどうか」はある程度トレーニングすればわかるようになると思いますが世の中の人が全員できるようになるわけではないですし、記録性という面では他の手段よりもおちます。 スマート・ウォッチでA.Iで検出、というのが一番良い方法に思いますし、今後(というか既に医療現場にはでている)一般市場にもA.I搭載の不整脈検出器具が出てきそうです。 1回が30秒記録でき、約1000回の記録が可能という機会があり、2-3万円で売っていますが、全てを医師が診察室でチェックするのは時間的に難しいからです。

そこでホルター心電図という24時間つけっぱなしの心電図と、その解析ソフト(これに現在A.Iが搭載されているものが出回ってきています)が一緒になったものを使用した研究発表が論文になっています。 さらには24時間で7日間を入浴時もつけたままにできる、という長時間の心電図記録ができるもの(イベントレコーダー)があり、当院では通常の24時間心電図との使い分けをしています(何かの治療後、特に心房細動のアブレーション治療後など、の再発がないことの確認はイベントレコーダー、その他症状が明らかにある、またはなくても1つの誘導だけでなく2つの心電図波形での記録が望ましい、すぐに結果がわかる方がいい場合は通常のホルター心電図、という事としています)

さらに心エコー図検査も重要です。なりやすいかどうかの予想にホルター心電図同様に使用できます。

最近の論文などでは心エコー図検査指標も重要だが、解析結果ではホルター心電図の上室性期外収縮の1日における「多さ」が最も5-6年後に心房細動になる率が高い証拠(他にも1時間あたりの多さ、連発するほど将来なりやすい、などあります)と言われています。

検査を組み合わせると良い、という訳です。 ただ検査項目を工夫しないといけません。 当院では身長、体重を心エコー図検査前に測定してもらうことがほとんどですが、その2つが分かれば体表面積というものが算出でき、左心房という部位を体の大きさ関係なく、係数の値にでき、せっかくの論文を使えるものにする、ということです。

人間DOCでされないことが多い心エコー図検査とホルター心電図、さらには便潜血検査だけで実際にみる大腸内視鏡(寝ながらするのがお勧めです、私自身の経験から)は判別が難しい、診断が難しい、施行者が少ない、などの理由でDOCではできないのだろうな、と思います。

1年を通して血圧を上下させずに一定にすることが重要なことは分かっているようで、私が「ヒト」で探した論文は限られていました。 英文、和文の論文があり、それぞれで、「心不全で入院したことがある人は血圧が高すぎてもいけないが、低い人も再入院のリスクが高まる(理由は他の論文からの引用が2つほどで、心臓を栄養する血管に血液が供給しにくくなる、というものでした)、「5年以上の高血圧のコントロールで140以下よりも130以下の良好なコントロールができたのは、新しい血圧の薬の影響である」というものでした。 ちなみに、英文の論文は対象となった患者さんが多すぎることでケースバイケースではなく、逆に限定されてしまっており、血圧は130がいい、という結果になってしまっていました(それよりも高くても低くても再度の心不全などのリスクが高まる、という結果でした)。和文の論文では対象人数が少なく、長期にわたって血圧を一定にした方がいい、というのが前提のもと降圧薬について述べていた論文であり、私の今回の探し方が悪かったかもしれませんが、いずれにせよ、治療の方針、ガイドラインで血圧は高いよりは低い方がいい、ことは推奨されています。 最近の報告では降圧薬で110を切ることがあるのは良くない、ということもあり、より厳格な血圧のコントロールを医療を提供する側も患者さんも気をつけないといけない、と思います。

さて長い期間でみると上記のような結果になりますが、1日という短い期間でも血圧の上下がありすぎることはよくありません。 気温や室温での血圧の激しい変化によって、「ヒートショック」という心臓への負担による心臓血管疾患が発生するからです。 寒いところに急にいく、だけでなく、暑いところに酒を飲んでいく、という、血圧が上がるだけでなく、下がることもヒートショックの原因です。

そう考えると、サウナに入り、その後水風呂で整う、はずがありません。 医師で水風呂にサウナ後に「じゃぼん」としている人を私は今まで見たことがありません。 是非やめていただくようにしてください。

当院では開業当初数年は検査結果が悪い値の場合電話をするようにしていましがたが、個人情報の関係などで「基本的にはしない」「電話をうけても、結果がでているか未だか、のみで内容は知らせない」ことにしています。 採血結果、組織の結果(癌かそうでないか、など)などです。

理由は「なりすまし」がありえる、電話では説明がしにくい、などがあります。 そのため重要な採血項目については、どのくらいで結果がでるのか、結果は基本的にお伝えしないが問い合わせていただければ結果が出ているかどうかはお伝えする、家族の方などでもいいので来てもらう、ということをお伝えしてカルテにその旨をお伝えしています。

PS) ただ最近、マイコプラズマ抗体が陽性だった方で本人には上記説明していましたが、ご家族からの電話があり、確認もさせていただいた上で、結果を説明させていただきました(方針をご家族にも伝えるべきでしたし、早めに電話をする、という方針に切り替えるべきでした、申し訳ありません)。

流行中のマイコプラズマ肺炎については、方針を切り替え 結果が陽性でも陰性でも電話連絡する、もしくは電話をしてもらう、という方針に切り替えています。 あくまで採血をした方について、ということになります。 他の結果については電話での問い合わせについては説明は受診してもらう方針は変わりません。

また場合によっては、当院から電話をして、「受診を早めにしてください」ということは今までと変わりません。 この当院からの電話をするかどうか、の線引きについては医師の判断、となります。 結果を早めに聞きたい方は結果が出ているかどうかを確認後、予約前などに来院してもらう必要があります。

どうかご了承ください。