2025年に開催される全国学会から光栄なことに講演依頼がきました。 内容は2024年にも施行した内容を形を変えて踏襲したものです。 医学生・研修医・専攻医(3-5年目くらいの医師)を対象に内科の魅力を伝える内容になります。

数名の医師がそれぞれの分野を担当しますが、私が(1時間考えて)引き受けた内容は、「スペシャリスト vs ジェネラリスト」のジェネラリスト側で講演とディベートをする、というものです。

四国からは(現時点で)私一人がこの学会のイベントに参加するように予定が組まれています。 おそらく私は誰かの推薦で選ばれたものと思いますので、この場を借りて感謝するとともに、その推薦に報いるために学会自体を素晴らしいものにするように今から用意をする予定です。

友人からよくある話の例として、「方向によって、円柱は丸にも見え、四角にも見える。 円柱を人間と例えるなら、要は見方・見え方次第だと思う」と。

さらに「球体はどこからみても球体だが、丸い、と感じる人もいるだろうが、単に球だ、と思う人や、角がない、と感じる人もいる。 これは見え方ではなく、感じ方・受け取り方次第 じゃあないかな。 だから人を見るときは注意をしてみている」とのこと。

私自身はこの話を昔聞いたかどうか、聞いていないような気もしたのですが、非常に気に入りました。 そういった考え、境地に友人がいることにも感動しました。

私からの提案で、円柱を人間に例えるなら、人間自体がどういった円柱なのか、また球体なのか、遠目からみたら形が分かるので、自分自身の形を考えないといけないね、という返しをしておきました。

立方体のような人もいるだろうし、球体のような人もいるし、自分が望んだ形になってない人も多くいると思います(姿形のことではありません。 人間性や人格、また少し飛躍しますが、魂の形、のような話です)

上記は自分としてはかなり興味がある話でありました。 なので、父親が理事長である、秦ダイヤライフの発行している「すこやか通信」を理事長に代わって書かせていただく月があります。 その時のために友人との会話はメモしておき、使うことにしたいと思います。

私自身、かなりの多趣味ではありますが、院内に漫画を置いていますが、老若男女に愛されるものを厳選して置いてあるつもりです。 推理小説好き、で、さらに新本格派が好き、という人は名探偵コナンのトリックには納得しないところがあると思いますし、私も好きではないので、買ったことはないし、読んだこともほぼありません。

最も好きな漫画は「嘘喰い」という漫画で、40巻以上の漫画で完結していますが、実は5巻が最も面白い。 帯を荒木飛呂彦さんが書いた伝説の漫画です。

JOJOの奇妙な冒険(ジョジョ)も大好きでしたが、最近は国民的な漫画になってしまい、マイナーな頃から好きだった者としてはもう収集はしていません。

ジョジョは第三部がやっぱり面白い、と思いますが、ジョジョ好きな人、どうでしょうか?

私の個人的な意見で、教えてもらったことでもありますが、医療の技術はgive and takeで成り立つと思っていますが、最近は無償で教えてもらうのが当然、という雰囲気があるようにも思えます。 医師になりたてのころは取り敢えず早く来て、遅く帰る、そして人がしたがらないことをする、とうことがgiveになりますし、それ以外とくにgiveするものはないと思っていました。 なので医療系のセミナーで有益なものほどお金がかかりますし、無料で講演があるものでも講師には金銭がもらえるようになっています。

しかし自分の医療の核心を教える人がどれくらいいるでしょうか? 私はかなり数ないと思います。 教えられる人も限られていると思いますし、ぽろっと教えてくれることもある程度で、それは本当に貴重な意見だったりします。

重鎮やレジェンドなどではなくとも、中堅を超えてベテランというくらいの医師年数になってきた訳ですが、自分の休みを削ってお金を払ってでも自分に投資して、医学の核心に少しでも近づきたい、と思う次第です(医療の本を買って読むという行為もそれに入りますし、開業したのだから、研鑽の仕方はやはり限られてきますが、大きな手術を今から身につけるわけではないので、より求められている技術の習得は限られてきますので覚悟次第だと思います)