医師は責任ある仕事ですが、全てを自分一人ではできません。 それが診療所で働く私の考えです。 また総合病院で働いている時も同じ考えで、他科の先生との連携が必須でした。 診療所では病診連携といって、たとえば診療所で癌が見つかったり、疑わしい場合は紹介を総合病院にして、病院で確定診断、治療、その後の経過観察をするのが通常です。 これを診療所でするのは責任感があるように見えて、患者さんは不利益を被ることが容易に予想できます。 つまり診療所での経過観察を享受(受け入れる)する患者さんはデメリットを知って欲しい、と思います。
もちろん、数年経ち、今後は診療所で、となった場合は別です。
今年のペースメーカーチェックは12/2、12/16 いずれの火曜日午後になります。
通常診療とは別になります。
院長不在で、吉村先生の外来となり、
9:30からの外来となります。
当院では、2025年は10月1日から摂取できるようにしています。 できれば電話などで予約をしていただけるとスムースです。
認知症の発症には遺伝や加齢以外に、生活習慣病が大きく管理していることや、
脳の予備能が関係します。
その 脳の予備能(cognitive reserve)について 話したいと思います。
Stern(2002, JINS)によると、本を読んだり、音楽をしたり、パズルをしたり、人と会話したりすることで脳が刺激され、脳細胞がダメージを受けても認知症になりにくい脳になり、また認知症になっていても進行抑制が期待できます。
運動も脳と直接関連し(Larson 2006, Ann Intern Med)、脳の予備能を高めることが知られています。
「人との会話はいや、人間は好かん」という人にも朗報ですが、会話だけでなく日記を書いたり、こうやってブログをつけたり、何かをアウトプットすることも同じ効果があります(Wilson 2002, JAMA)。また、ペットとの生活(Friedmann 1995, Am J Cardiol)や植物を育てる生活(Kaplan 1995, J Environ Psychol)も良いとされています。
PS)脳のダメージ と 言われてもイメージしにくいと思いますが、具体的には、脳の神経細胞やネットワークが壊れてしまうことを指します。
代表的には次の3つがあります。
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神経細胞の脱落・変性
アルツハイマー病ではアミロイドβやタウ蛋白がたまり、細胞がゆっくり死んでいきます。レビー小体型認知症ではαシヌクレインという異常なたんぱくが原因になります(Stern, 2012, Lancet Neurol)。 -
血管性の障害
高血圧や糖尿病などで脳梗塞や小さな出血が起き、血流が途絶えた部分の神経細胞が壊れます。これが脳血管性認知症につながります。 -
炎症や酸化ストレス
加齢や生活習慣による慢性の炎症や酸化ストレスが、神経細胞やシナプスの機能を低下させます。
なぜ予備能があるといいか、ですが「脳にダメージがあっても、別の神経回路を使って症状を遅らせる力がつくから」です(Stern, 2002, J Int Neuropsychol Soc)。脳を刺激し、ネットワークを豊かに保つことで、ダメージがあっても認知症の発症を遅らせたり、進行を緩やかにすることが期待されています。
