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一宮きずなクリニック

私はアルコール消毒を患者さんをみるたびに手指と、そのまま患者さんに触れる聴診器にもつけていました。

コロナウイルスが問題になってからは、そういうことをしている、のを分かりやすく、アルコール綿で聴診器を吹いています。

私の中では当たり前だったのですが、香川ではしている医師はいませんでした(当時は私もしていませんでした)


高知県ではじめての感染者が医療従事者だった、という事実があります。 しかしその方が決して悪いわけではありません。 「私は家で自粛していた」という方もおられるかもしれませんが、移動の手段で高知県は車以外なら、バス、電車、飛行機などをかなりの頻度で使わないといけません。 初めてのケースがレストランであったり、ホテルだったりした可能性もあるわけです。 長くても1年後には普通の病気(コモン・ディジィーズ)になっている可能性のあるこの病気ですが、私は高知龍馬マラソンを開催した時から、「県は分かってないな」と思っていました。 龍馬マラソン後、ひろめ市場で返杯している人は同じこと以上の行為をしている、と思います。 なので初めて発症したから、といってその行動を叩くのは極めて下劣です。

さて県や市がつくる、安心ネットワーク、のチラシを見た方もおられると思います。 簡単にいうと、メリットは、救急時に今までどんな治療を受けて来たか、薬手帳がなくてももらっている薬がわかる、それが災害時でも、ということです。 これだけ聞くと、すべていいように聞こえますが、1ヶ月前の診療所の加入率は8%にすぎませんでしたし、その中でも患者さんが加入しているのは本当に各施設10人程度で3桁はない、という事実です。

デメリットが大きすぎるような気が私にはします。 大きな病院以外でも違う診療所でも、薬局でも、個人情報が筒抜け、になる、ということです。 人に隠したい手術があったり、クリニックの医師を信用して話してくださる内容が、医師以外の医療関係者に筒抜けになる可能性があります。 100%個人情報を守れるシステムってあるのでしょうか? 例えば遺伝性が極めて高い疾患で本人は発症していないがその周囲多くが発病している場合(結婚に関して、自分から伝えたい事実を既に相手に知られてしまっている、などを想像してしまいます。あとは同じようなケースで父親が反社会的勢力である、などが自分とはもう関係ないけども、調べられてしまう、ということです(実際に私の友人のケースで、色盲、を隠していた場合もあります。最初からみんなが知っていたら、少し偏見の目で彼はみられていたかもしれません、そしてその家族も)そして誰が調べたかがほぼ分からないシステムです)、子宮外妊娠手術、子宮内膜症の程度、性病、結核(昔は隠しておきたかった病気です)、今なら新型コロナウイルス感染症などでしょうか? 信頼したクリニックで話した内容、また病院で手術した内容が、全く無関係のクリニックでも把握できてしまう、というシステムのように思います。 いくら守秘義務があるとはいえ、どこから漏れたかわからない、では今回のコロナウイルスのように封じ込めができません(1つの病院だけ、なら、そこからだ、と分かりますよね) 管理社会の悪い面が目立つように思います。 私が思っているようなシステムなら、私は入りません。 ただ、全くそういうのは気にならずに、何かあったときにどこでもかかれる、というのは魅力にうつる人もいるでしょう。 しかしまだ、以前から説明会に参加を数回していますし、導入している施設からも話を聞きますが、あまり詳細がわかりません、不思議です。 わからないものを導入するわけにも行きません。 3月初旬は私が忙しいので、説明に来てくださるという市の職員の方は3月中旬とさせてもらいました。 うがった見方をすれば、市や県は不安を煽って、加入させて、データベースを作りたい(まず作るでしょう、これは間違いないでしょう)思惑もあるでしょう。

加入しないといけない雰囲気を、醸し出しているのはどうかと思う次第です。 もちろん、患者さんの了承が必要ですが、いいことばかりでないことを知っておいて欲しいと現段階では思っています。

(※また加入にはそうとうな資料と書類が必要のようで、かなり時間がかかります。 内容の詳細はまた追ってここに書きますが、個人情報を守る、という文言がはいっていても、100%ではない、と思った方がいいでしょう。 違う書き方で、他のクリニック、病院、薬局でもあなたの病状が把握できます、という書き方にされて、個人情報は守秘義務で守られます、的なものになるのではないでしょうか。 万が一、システムの不備があって個人情報が漏れた場合、加入した貴方にサインをもらっていますので、ご了承ください、となる可能性があるので、導入していても加入している人が少ないので、強硬手段にでているような気がします)

少し、ネガティブなことが中心になりましたが、用心にこしたことはない、と思っているのです。 果たして、今の段階で、説明会などで聞いた内容では、本当にはっきりしないので。


当院では画像診断については、私の最も得意な心エコー検査においても遠隔地にいる心エコーの検査者に意見を求めることもあります。 CT検査、腹部エコーをはじめとする全てに当てはまります。

よく言われることですが、画像のプロと、臨床医が、画像診断で勝負する9:1の割合で画像のプロが勝つ、と言われています。 (そうでない場合もたまにありますが) 心エコーは画像のプロ、つまり放射線科医はできません。

私の好きな言葉に「自分との戦いは無意味。 自分は最も信頼できる仲間であり、敵(病気の知識や診断力をあげること)と戦うことが、患者さんのためになる」というものです。 そのためには、自分一人で診断を決めつけず、自分の知識が同時に上がっていくようなクリニックづくりをしています。


私はC型肝炎でウイルスがいる場合は(香川の医療センターではインターフェロンなどの使用経験もあるのですが、高知県ではハーボニーという抗ウイルス薬をつかうための講習が開催されて8年くらい経つのですが2回目の開催がなぜかされません。さらに他県での講習は県をまたぐと意味がないという決まりで使用できません(不思議です、同じ講習で、より新しい知識ですが))ハーボニーを使用できる施設に紹介をさせていただき、ウイルスが除去できた、ということが証明されたあとは、その施設の方法や、徳島大学やその系列病院で習った知識で経過を見ていきます。

C型肝炎や脂肪肝症候群のうち、非アルコール性脂肪肝炎の場合は、肝臓の繊維化度合いで、肝臓癌の発生度があがりますが、B型肝炎はそういった繊維化が高くなくてもいきなり癌が発症する可能性もあり、大きな違いとなっています。

さて、肝臓だけ、をエコーでみるときには食事はしても大丈夫か? 答えはyesです。 お腹から覗き込むように見なくても、肋間というあばら骨の間から肝臓は見えます。 つまり肝臓だけをみるのに、食事を抜いてこないと見えないよ、というのは、その医師・技師のテクがいまいち、と自分で言っているようなものです(ちなみに肝臓の左側が見にくい時は患者さんに座ってもらいます) しかしながらやはり非常に見にくい方もおられるのも事実です。 CT検査をした方がいい場合もあるでしょう。 しかし「肝臓だけ」なら、自分では難しいから見えない、という症例にはいままで一例も出あったことがありません(正確には出会ったことは何度もあるけども、教えてもらいながら全て克服してきたので、もう会うことがなくなった、ということになります)

私は全身を視える、総合医を医師になった時から目指して研鑽してきました。 なんとなく医療を行ってきた、訳ではなく、自分はこういう医師になりたい、という意識を強く持ち、人の2倍は働きました(もちろん3倍も4倍も働いている人もいました) 循環器内科が専門で、総合医はかなり珍しく、自分でも総合的に内科をみえる、というふうにしか自信をもっては言えませんが、専門の心臓は深く、それ以外の病気にも対応ができるように「以前どこかで必ず診たことがある」という状態に自分をしておくのです。 TVにもでてくる本当に私からみても、誰から診ても文句のない、総合医を名乗れるスキルを持つ医師、は循環器ができません。 これは当たっていると思います。 そういうことがわかった上で、循環器内科、とくに心臓超音波検査を学問としてとらえながら、いろんな疾患を「一人で」診ずに、どうやって専門家は治療するのだろうと診ていました。 そのうち専門が拡がってくるのが自分でもわかってきて、任される範囲も多くなってきます。 開業しない先生はそういったことを嫌い、自分の得意な分野だけしか大きな病院で見ない傾向にあります。 それはそれで良いと思います。 その専門が県で5本の指に入っていれば(四国の話です)。 さらに最終拠点病院で、自分が当直している時に断ることが許されない、という病院でしか働いたことがないので、多くの疾患を見ることができました。 当時の上司、同僚の先生に感謝するしかありません。


今年は2月中旬から花粉が舞う、と予想されており、1ヶ月前から治療をしていると、生活の質が上がる、という報告はあまりにも有名です。 つまり、当院にもポスターを貼っていましたが、1月中旬から治療をしていれば良かった、ということになります。

ただ、人間だれしも症状がないときに治療はしたくないと思います。

現在、治療薬は進歩していて、点眼薬は1日2回でいいものも出てきています。 私自身は点眼薬はアレルギー以外では、炎症を引く点眼薬、抗菌剤(2種類)を使い分ける(同時に投与することもあります)ようにしています。

また点鼻薬は「アラミスト」か「エリザス」という誰も知らないけども効果がすぐれている薬の処方の経験があります。

また、内服薬では、おそらく循環器内科医ならではの、「ディレグラ」が「問題ないですよ」と処方できるのが強みだと思っています。 どの耳鼻科でも、ステロイドが入ってない薬で、鼻づまりにきく唯一の薬ですが、処方されているのを見たことがありません。
鼻腔鏡を見れるので、風邪かアレルギーかなどが分かりますし、副鼻腔炎に関してもレントゲンで診断しています。

風邪は耳鼻科? 私は内科だと思っています。 聴診の技術がなければ、気管支炎を見逃す可能性があるからです。

花粉症は耳鼻科? 内科でも処方は変わりません。 より効果のある薬を処方できる可能性もあると思います。

一般の方は、花粉症は耳鼻科と思っているかもしれませんが、決してそういった決まりはありません。 全身状態の把握ができる内科の方がむしろいい場合があるのです(例えば前立腺に問題があったり、心機能、腎機能、肝機能などの把握ができているかどうか)  急性副鼻腔炎が激しかったり、どうしても耳鼻科の先生の力をかりるような鼻出血などは、紹介させていただいてます。 また当院では、胃カメラの際に、ポリープが声帯などにあれば紹介させていただいています。 開業して一人、声帯癌の人もいました。 また、耳降鏡も私は使えるので、中耳炎などもみることができます。 先月は中耳炎の方で、急ぎの紹介をさせていただき、紹介先で鼓膜の治療をすることもありました。


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