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一宮きずなクリニック

英国でインフルエンザウイルスに感染、もしくはライノウイルスをはじめとする一般的な感冒を引き起こすウイルスの同時感染は少ないことが報告されました(Nickbakhsh S, et al. Proc Natl Acad Sci U S A. 2019 Dec 16.

ただ論文では機序までは不明としており、考察では「ウイルスも人体で生きていく以上、栄養源をとりあう可能性がある」とされています。

ただこれは以前から言われていたことであり、機序がわからないと、本当かどうか不明であるし、感冒中ならインフルエンザにかからないということではありません。

本日は新年になって初めての診療となりました。 予約を制限していたのですが、緊急の方がこられ、予約していたにもよらず、お待たせして本当にすいませんでした。

今年の検討課題とさせていただきます。

※ただ、仕事をしていて土曜日しかこれない方が予約をせず来院されることが多いことや(当院は予約なしでも自由に来院できるようにしています。 予約優先、は必ず守っていますので、予約の方は早く呼ばせていただきます。また予約外の方は先にきたのに後から呼ばれた、ということが大変申し訳ありませんがあります)、緊急の方は土曜日に多いことなどから、「待たせない」ということは難しい問題、課題です。


抗生剤は普段使われるものでは主に、β-ラクタム系(ペニシリンやセフェム系:サワシリン、フロモックス)、マクロライド系(クラリス、ジスロマック)、キノロン系(クラビット、グレースビット)がある。 他にもあるがここでは割愛させてもらいます。 ホスミシンは割愛した抗生剤とも、上記3種類にも、どこにも属さない抗生物質で、その歴史は長いのですが、耐性菌ができにくく、抗生剤だけの作用ではない多面的な効果があります。

主に腸炎で使うことが多いのですが、腸管内では嫌気(酸素が少ない)状態であり、細菌が耐性を作りにくいことがあげられ、また、β-ラクタムと構造が似ており、ヒトと菌へ作用する選択制が非常に高く、安全性も高いのです。

またIL-2(インターロイキン2)をはじめとする体に悪い物質を抑え、白血球の役割を強め、炎症反応そのものを抑える作用が認められています。 そういったことから、ホスミシンを点滴(もしくは内服)して、その後に違う抗生物質を投与する方法もあります。 ホスミシンの時間差攻撃とは、1度ホスミシンを投薬していれば、細菌の殺菌作用があるだけでなく、増殖を抑え、炎症反応を抑えることができるので、ある種の病気や細菌以外では長期に使わなくてもその効果が発揮できます。

実は抗アレルギー作用もあるくらいであり、薬疹などの副作用もでにくいのです。

腸炎がひどい時は、ホスミシンの点滴をすることは理にかなっていますが、ケース・バイ・ケースです。

腸炎の原因や、よりひどい時は入院して違う薬の方がいい場合もあります。 ただ最初にホスミシンの点滴をしていても、それが他の抗生剤の邪魔をすることはありません。


Up to dateという病気に対する診断、治療法が更新されてネット環境ならみえる、という英語ではありますが、便利なものがあって、以前は使用していました。 開業して一瞬で英語を訳すのが面倒だからです。 留学から帰ってきて6年になり、帰国後も出来るだけ英語漬け、にしようと思っていた毎日ですが、読み物はどうしても日本語中心となりさみしい限りですが、そのUp to dateでも、機序はよく分かってないそうです、が効果はある、ということです。 機序についてはいろんな説がありそうですが、Up to dateにのりそうな皆んなが納得するようなものはないのかな、と思っています。

実のところ「メイロン」は日本で開発(第二次世界大戦中、船酔いや空酔いした兵士のために、大阪大学の長谷川名誉教授が開発したようです(Equilibrium Res, 59: 93-102, 200))された薬剤ですが、開発時のデータは原子爆弾により消失したようです。 名前の由来は「迷路に作用する」という意味だそうで、、、メイロ→メイロン、、、

 


来年は閏年でオリンピックの年ということになります。

時報では、日が変わるときに1分=61秒になります。

今年は私は論文を1枚しかかけませんでした。

今年で第3回を迎えた腫瘍循環器学(癌になった人は血栓ができやすい、抗がん剤は心臓毒性がある、など)が、循環器内科では主流にもなっていますが、もともとからあった考えです。 それを学会にして、知らない医師に多く広めようということなのでしょう。

さて、私の論文は私の論文としては、もと消化器内科医だった私しか書けないかなりオリジナティの高い論文となっています。 7年以上前から用意していた論文ですが、結果がでるのに5年間かかったということです。

その考え方は、腫瘍循環器学とは全くの逆方向の新しい考えたで、今年の心エコー図学会の講演にも私の名前がクレジットされて紹介されました。

「心臓病を持つ人は5年以内にインスリン抵抗性がある(糖尿病か糖尿病予備群)場合22%で癌がみつかるというものです。 インスリン抵抗性があると免疫力がおち、悪性腫瘍に1.5-2倍癌になりやすいことが分かっている事実なのですが、心臓病になった方はインスリン抵抗性を少なからず持っている人が大変多いのです。 ちなみに持っていない人は7%でしたが、決して少ない人数ではないと思います。

当院では「癌検査をおろそかにしない、専門的循環器診療」をクリニックとしてはおそらくめずらしい希少なソローガンを掲げて診療してまいりました。 現状に満足せず、必ず私自身の医療レベルを上げていくつもりです。 学会発表は当然、英文で論文を書かないと、inputだけ(それが間違っている可能性がある)の医師になり、私はoutput(情報発信型)の医師を医師になってから続けています。 そのことによって、医療のレベルは上がっていきます。

来年は少し長くなる閏年なので、少しでも論文を書き、それが目的ではなく、患者さんにクリニックといえども大病院と同じ医療レベルを提供したいと思っています。

 


私自身は健康食品がいい、とは言わず、悪くないかもしれませんが、効果は実証されてないと思います、というスタンスです。 バイアス、とは、人間の心理で、偏った考えになってしまうこと、とここでは定義します。

恐らく、そういった健康食品で「高血圧がよくなった」「糖尿病がよくなった」という方は、折角高いお金をだして買っているのだから、生活習慣(おもに食事)をかえなければ、という生活習慣にバイアスがかかっていることがあるのではないか、と思います。 もちろんそれっぽい結果をなんと医師がだす場合もあるのですが、それなら保険が聞く医薬品に昇格するはずですが、その研究結果自体が認められるレベルに達していないので、「いい加減な結果」と国に判断されているか、その商品を売るためだけに作ったフリップなのかもしれません。

もちろん中には本当に良いものもあるのでしょう。 世の中には多く出回りすぎて私には全てについてわからないこともあります。

今日が今年最後の診療となります。 予約の人数は混雑をさけるため、本日は上限を設定させていただいています。 当日の予約はとれないと思いますが、受付時間内であれば来院していただければ対応させていただきます。

みなさま良いお年を迎えてください。


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