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一宮きずなクリニック

ほぼ原因が喫煙の、COPD(慢性閉塞性肺疾患) ならないためには禁煙です。

論文の紹介になりますが、なってしまったあとは、BODE indexが、低いほど長生きすることが証明されています。 実はCOPDの患者さんでは呼吸機能だけ、よりも大事なことがあるのです。

B:BMI、やせはよくない、ということです。

O:degree of Obstruction、気流の閉塞度です。「吐く力のことです」

D:Dyspnea(息切れ)、MRC息切れスケールで点数をつけます

E:Exercise capacity、運動能力(体力)

つまり、栄養状態を良くし、吸入薬や内服薬では吐く力をつよめ、DとEに対してはリハビリが重要です。

近年、欧米と同じくアジア諸国でも痩せてない(ここで重要なのは筋力はなく、サルコペニア肥満、になっているということです)COPD患者さんが増えているので、栄養状態、リハビリはそういった方にも効果があります。

また、COPD患者さんには24%に心疾患の合併があるという論文もあります。 安易に呼吸器科だけで、肺疾患だけ、ということにならないように、息切れのメインは心不全、という症例が多く隠れている場合があります。


日本で肺気腫といえば、やせて、酸素をすわないといけないイメージですが、欧米ではそうとも限らず肥満者にも多いという人種差があります。 日本でも少ないのですが、COPD=やせ、という概念をすてないといけません。

ただ、肥満傾向のCOPDには心不全の合併率が高いことが報告されています。

重症のCOPD患者さんには、リハビリは、筋肉や疲労感から増悪する、というイメージがあり、一部(?)の呼吸器専門医からは「しない方がいい」とすらされています。

確かにそういったこともあるため、経験が重要です。 心臓リハビリの重症例を経験していると、高度(重症)COPD患者さんも沢山いて、みなさん安全にリハビリをできていました。

どの程度すればいいのか、一回の時間は? メニューは? 評価方法は? 心臓リハビリ専門なら呼吸器疾患があるから、といってリハビリをしない選択肢を選ぶなら、専門でない証拠です。


私は県で唯一の日本心臓リハビリテーション学会の評議員です。 開業医で評議員になっているのは東北の先生と私だけです。
さて、心臓リハビリテーション指導士 という 資格は 医師ならば試験をうければ勉強しなくても100%受かる試験です(試験の前に1時間の講義があるので、心リハ専門でなくても受かります)
試験を受ける権利は2年以上の専門施設でも研修が必須ですが、抜け道があり、10日程度の「見学」で試験が受けれます。
つまり、「研鑽士」と「見学だけしましたけどしたことはありません士」に大きく分かれ、「見学士」が非常に多い。 これは学会にも、資格を乱発した責任があると思っています。
経験のない「心臓リハビリ専門」を謳うクリニックが四国で多く、問題視されています。 他の医師があまり誰もしないことや、自分に自信がないので、専門を「名乗る」だけの売名行為に近い、患者側に私がなったときに思うことは、標榜の詐欺だと思っています。 その多くが見学だけして(その見学をできるということは、クリニックを開業する前の病院でも全力で働いてない証拠です。 2週間も病院をあけれません)、そのまま開業、ということが非常に目立つ。 その後きちんと研鑽をすればいいと思いますが、そういった人はあまり見かけません(少なくとも私は会ったことがありません)
一応循環器内科、として、内科を標榜するため、その近くに内科のクリニックが出来にくい状況になります。 その地域の患者さんにとっては、標榜の詐欺で、本当にその心臓リハビリが正しいかどかもわからず、内科の知識も稚拙、そして近くに内科ができない、という不利な地域、となります。 医療の裏側をしっての、患者さん目線での考えです。 「あぁ、本当の内科、循環器内科ができて欲しかった」と近くに私の身内がマンションなどに住むとしたら、思うことです。


まずは、前立腺肥大で癌がなくてもPSAという癌マーカー(腫瘍マーカー)は上昇することを知っていないといけない(これは医師なら誰でもしっていることです)

その上で、最低でも前立腺の容積をエコーで調べて、「前立腺肥大がないのにPSAが高いのはおかしい」と考えるのが常識である。

 


が高知で開催され、米国の留学時代の先生とお会いすることができました(留学したときに全員が循環器内科だけではなく、腎臓内科や薬学部の方、放射線科の方、語学専門の方など多数おられました)
夜は自宅で高知の料理を一緒にたべ、6年ぶりの再会を果たしました。

今はSNSで繋がっている時代ですが、実際に会ってみて話す、という行為は感動的です。

なにはともわれ、お世話になった先生方にお会いできて嬉しかったです。

私自身も、執筆の仕事がひと段落ついたので、ようやく本年2本目の論文に先週から着手していますが、より一層頑張ろうと思いました。


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