今年は、政治や社会情勢の面でさまざまな出来事がありました。
ただ、そうした状況の中でも、
当院が日々行うこと、そして来年も変わらず大切にすることは一つです。

それは、
がんを疎かにしない専門的な循環器治療です。

心臓の病気を診る立場として、
同時に「見逃してはいけない病気が何か」を常に意識しながら診療を行っています。
循環器専門であることと、全身を診ることは、決して矛盾しません。

また、私の頭の中では以前から
街づくり」という構想があります。

医療でいえば、
診察室での説明、処置室での対応、事務での会計対応まで、
すべてが医療の一部であり、街づくりの一環だと考えています。

介護でいえば、
例えば入浴介助ひとつを取っても、
それは単なる作業ではなく、その人の生活を支える大切な要素です。

来年も、その考えは変わりません。

本年も当院を信頼し、足を運んでくださった皆さまに感謝申し上げます。
どうぞ良いお年をお迎えください。

当院は12月28日 日曜日から、 1月4日 日曜日まで 休診とさせていただきます。

高知県は他県から暖かいと思われていますが、実際は市内でもかなり寒いし、市外では雪も降る、と言ったら県外の方、特に関東の方、には驚かれます。

暖かくして、ご自愛ください。

 

定期的に書いていましたが(クリニックにおいています)、久しぶりに依頼が来ました。 期間は短いですが、面白くて役にたつ情報を書こうと思います。

雑誌が届けばまたクリニックに置こうと思います。

医師は責任ある仕事ですが、全てを自分一人ではできません。 それが診療所で働く私の考えです。 また総合病院で働いている時も同じ考えで、他科の先生との連携が必須でした。 診療所では病診連携といって、たとえば診療所で癌が見つかったり、疑わしい場合は紹介を総合病院にして、病院で確定診断、治療、その後の経過観察をするのが通常です。 これを診療所でするのは責任感があるように見えて、患者さんは不利益を被ることが容易に予想できます。 つまり診療所での経過観察を享受(受け入れる)する患者さんはデメリットを知って欲しい、と思います。
もちろん、数年経ち、今後は診療所で、となった場合は別です。