このたび、 2026年9月1日をもって、医療法人大和会の理事長就任に就任いたしました。

これまで法人を築き、支えてこられた前理事長をはじめ、関係する皆様に敬意と感謝をもち、変化の激しい医療・介護の中で、時代に柔軟に対応しながら、より良いあり方を追求したいと思っています。

そして「白秋をより豊かに」という言葉を大切にしていきたいと考えています。

白秋 とは、 陰陽五行思想で、 人生の実りを迎える時期であると考えます。

関わる皆様がより安心し、より豊かな時間を過ごせる法人を目指し、皆様の力を借りながら歩んでまいりたいと思います。

健康診断などで尿酸値を見て、
「7.0を超えていないから大丈夫」
と思っている方もいるかもしれません。

尿酸値は、食事や飲酒、脱水、体調などによって変動します。

そして尿酸は、
「痛風になるかどうか」だけを見る数値ではありません。

痛風は、足の親指の付け根に起こることが有名です。

これは末梢で温度が低いことや、
歩行による負荷などが、
尿酸塩の結晶ができやすい環境に関係していると考えられています。

しかし、尿酸塩は足の親指だけに沈着するわけではありません。
ほかの関節や組織にも沈着します。

また、高尿酸血症は腎機能低下とも関連しています。

尿酸を下げるために、
「プリン体を減らせばいい」
と思われがちですが、それだけではありません。

特にアルコール。

お酒の種類によってプリン体の量は違いますが、
アルコールそのものにも尿酸値を上げる作用があります。

ですから、
「プリン体ゼロのお酒なら尿酸は大丈夫」
とは言えません。

体重が多い方は減量する。
甘い飲み物や果糖の多い食品を摂りすぎない。
アルコールを控える。
脱水にならないよう水分をとる。

こうしたことも大切です。

野菜をしっかり摂り、
低脂肪の乳製品などを取り入れることも、
尿酸管理には有用と考えられています。

暑い日が続いています。

脱水すると尿酸値が上がりやすく、
痛風発作のきっかけになることもあります。

私自身、診療していても、
尿酸値と腎機能は一緒に見ておくべきだと感じています。

「7.0未満だから終わり」
ではなく、

尿酸値は、
生活習慣や腎機能も含めて考える大切な数値です。

「青春」という言葉は誰でも知っています。
でも、その続きがあることは、意外と知られていません。人生は、

青春、朱夏、白秋、玄冬。

四季になぞらえて表現されることがあります。

若い頃に学び、
働き、
実り、
そして次の世代へ受け継いでいく。

朱夏真っ只中と思っていましたが、まだまだ未熟な私は、青春なのかもしれません。

さて、先日、出張時に、大学時代の部活の後輩が私を囲む会を作ってくれました。
なんと名前は「大和会」
偶然医療法人と同じで、ラインのグループ名になりました。
こそばがゆさもあり、また「会」の発展性を願って、名前を変えてもらい、
「白秋会」としました。

これは集まったのが、私が主将を務めていた時の後輩が中心で、皆が、円熟期を迎えていたからです。

最近、CPAP治療をしている施設が増えていると感じています。
非常にいいことだと思っています。 ただ、CPAP治療を導入することがゴールではありません。

CPAP治療では、AHIという、簡単にいうと、心臓は動いているのに、呼吸が10秒以上、止まっている回数が「5未満でコントロールできている」、「3未満で良好」、「1未満で非常に良好」、と判断します。 (私はPSG(1泊2日の脳波をつける検査)の解析までしているので、AHIがCPAPレポートと、PSGで違うこともわかった上で書いています)

レポートを医師が見るのはAHIだけではありません。
AHIが5未満でも、ましてやそれ以上なら、

私なら CPAPの最大圧(90-95%の圧)と平均圧をまず見ます。
設定したCPAPが最大で気道を拡げる圧が8cmH2O(センチスイチュウ と よみます)なのに、レポートで95%圧が7.8なら「天井に張り付いている」と思い、設定の圧を10cmH2Oに変更します。
平均圧が6.8cmH20なら、CPAPは気道を拡げるために徐々に圧をあげるので、無呼吸時間が長くなるため、設定の最低圧を4から6cmH20にします。

他にも、何日何時間の使用か、意図しないリーク(3種類ある)、閉塞性なのか中枢性なのか、など見るべき指標は他にもあります。

設定を変えずに、まずまずですね、が一番よくありません。
CPAPをつけているだけでいい、というわけではない、ということです。

イビキ、昼間の眠気、など症状は多岐に渡りますが(朝の頭痛などもあります)、
それは睡眠時無呼吸症候群(SAS)かもしれません。
SASを放置していると、脳梗塞は1.5倍、心筋梗塞は1.3−1.5(約1.4倍)になります。
治療はCPAP(シーパップ)と言って、呼吸が止まりそうになったら、空気を起こり込んで、気道を広げる治療になります。
まずは自宅でもできる、簡易検査(これでCPAP治療の適応になる場合もあります)
疑いが強ければ、1泊2日の入院で脳波を取りながら詳しく検査をします。
CPAP治療は高血圧などの成人病への効果も期待できます。
治療の適応になったとしても、するかしないか、は医師と患者さんとの相談になります。
思い当たる方は医師に相談をしてください。
(一宮きずなクリニックでは、簡易型検査を。福田心臓・消化器内科では、簡易型だけではなく、精密検査で確定診断ができます)