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一宮きずなクリニック

医者をしていると、営業の人の気持ちが全くわかりません。 なぜなら医師という仕事は他の医師からも評価されるからです。 例えば、四国こどもとおとなの医療センターでセンター長になる前に赴任当時は、カテーテルによるステント治療をした後、3ヶ月と9ヶ月後に検査をして、その後はかかりつけ医の開業医の先生に任せていましたが、ステントの種類、長の考えなどで、1ヶ月後と半年後、や、新しいステントが主流でしたので、3ヶ月後と1年後、など、私が長になったときに変更した内容もあります。 開業医になってもそうです。 胆嚢腺筋腫症が見つかれば1年に一回はお腹のエコー検査が必要ですし、レントゲンやCT検査で肺の結節が見つかれば、その大きさによっては次回みる時期がだいたい決まってきます。 なので、「意味のない検査はしない」が医師の頭の中にはあります。 逆にものを多く売ったほうが評価される商社とは違うわけです。

さて、私が34歳と36歳の時に執筆させてもらった、内容は「心臓超音波による心不全の治療法」について、2冊「商業出版」という形で検閲を受けたものに関しては献本といってお世話になった方などに1冊送ったりします。 例えば謝辞に名前が載っている方をはじめとし、自分の恩師や後輩にも、です。 とある先生は、自費出版(検閲をうけません、誰でもだせます)の、医学書まがいを、営業でまわる製薬会社の人にノルマで100冊単位で買わせたそうです。 なにを考えているのか不明です。 そもそも世に必要とされているなら商業出版になるだろうし、趣味や自分の考えの押し付けを、他人の大事なお金や、本棚のスペース(まぁ捨てることになるのでしょうが)、上司的な振る舞いをされるなら読む時間、を奪うだけの可能性のある自費出版は、献本こそすれ、他人に買わせるものではありません。 私自身も祖母の歌の本を愛媛新聞社で自費出版しましたが、もちろん売り物なんかではありません。 良い物なら買ってに売れるでしょう。 売れる本がいい本で、売れない本は何かが足りない本です。


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