消化器疾患について

リーキーガット症候群、口腔内アレルギーなど(2021年からは当院ではリーキーガット症候群の診断、治療をやめています)

7−8年前は、食物アレルギーがあり、食事直後に激しい運動をすると、呼吸困難などのアナフィラキシー・ショックを起こすことが、小児だけでなく成人でも問題になっていました。
最近では、スギ花粉症の方は、トマト(キューイも)を煮込まないで食べると、10%の確率で口の中がピリピリするという、口腔内アレルギーが有名になっています。 その10%の中のものすごく少ない人数では呼吸困難などを引き起こすという報告があり、TVで紹介されたようです。
さて、リーキーガット症候群も、そろそろTVで出てきてもおかしくないな、と思っています(もうすでに紹介されているのでしょうか?) 下痢・便秘を繰り返したり、アルコール・甘いものを食べる人に、腸の働きが弱ってしまって、体調が悪くなる、という病気です。 大きな原因の一つに、腸内のカンジダという真菌(カビの一種)がいることが報告されています。 検査は、採血検査でできますし、症状から診断することもあります。 治療に関しては、食事療法(当院でうけられます)もですが、一般のサプリメントなども紹介されているようですが、海外の報告では、「ロトリガ」という、EPAとDHAが腸内フローラをよくするので効果があるとされています。