その他の疾患

熱中症対策

今年はとくにあつく、熱中症の患者様が多く、感冒や胃腸炎と合併した例などもみかけます。 かかりつけの患者様が夜間、救急車で救急病院にいき、入院はしなくてすんだけども、という話を直接聴きます。

普段、血圧が高い人には、「塩分を控えてね」と言うのですが、この暑さでは「適宜、塩分摂取」が必要です。 多くの熱中症の人が「水分はとっていた」と言う人が多いのです。 しかし、暑い場所に長居した、か、塩分不足が関係していると思います。

あとは、香川の四国こどもとおとなの医療センターの救急をしているときに感じ、開業したときに言わなければいけねないな、とおもったことは、朝や昼間我慢せず(高齢の方は、仕事から帰ってきた子供さんを待ってから、ぐったりしてしまってから、救急外来にこられるパターンが多かったので)、当院が診療している間に「頭痛」「吐き気」「気分不良」「下痢などの腹部の症状」があれば、すぐに来院してください。 血液検査と点滴で、夜間救急外来に行かないようにする確率が減ります。 夜間まで我慢してしまうと、筋肉に血液が脱水でいかず、「横紋筋融解症」をおこし、最悪透析まで行う例があったり、そこまでしなくても、入院して点滴をするのですが、腎臓に壊れた筋肉が目詰まりして、腎機能が落ちてしまうことがあるからです。

今年の暑さは異常です。 より注意して、普段の生活をおくってください。