消化器疾患について

胃切除のダンピング症候群は生涯2度くる可能性がある

若い頃や中年の頃に、胃切除をした方は、食事が直接小腸にいくので、インスリンが急激にでて、低血糖を起こします。 そのうち慣れて来て、食事回数を5回にしなくても3回で大丈夫になってきます。

しかし、老年期に突然、同じような症状で低血糖でくる患者さんがおられます。

糖尿病ではないけども、糖尿病の予備軍であっても、インスリンが血液中に高い状態になってしまっているので、あたかも昔のいきなり小腸に食物がきた状態と同じく、インスリンが高値になりやすい、という格言です。

もちろん、ならない人もいます。 ただ、胃切除後の低血糖では上記を考えないといけません。