心臓リハビリテーション

心臓リハビリテーションは腎機能をよくする

論文化され、通説になっていますが、見返してみると私が香川から高知に持って帰ってきた心臓リハビリを続けておられる方は、年齢は5年たっていたり、1年の方もいますが、全員、eGFRという、尿の中に悪いものをだす値が改善していました。 特に、慢性腎臓病の初期の方には効果が非常に見込まれます。

患者さんに数値を伝えると、「気持ちがいいから続けているけど、そんな効果もあったんだな」「圧迫骨折をしているから機具をつかった筋トレができないけども、心リハは安全にできる」「運動中に医師、看護師、理学療法士がみてもらえるので、スポーツジムよりもいい」という意見があるなか、そういった「数値」で改善することを伝えるとより喜んでもらえます。

ここで、腎機能をよくするエビデンスが揃ってきました。

やはり、最も重要なのは、食事の塩分制限を除くと、

RAS阻害薬という内服薬 だけだったのが、

トピロリックという尿酸を下げる薬が血圧を下げずに腎機能をよくする、糖尿病の方はSGLT-2という糖を尿にだす薬、そして「心臓リハビリ」という手段がでてきました。

腎機能が悪い、と言われた方、ぜひ来院を検討してください。