病院からのお知らせ

今年もいろんな人に支えてもらいました。 来年が皆様にとって良い年でありますように。

今日が本年の外来最終日となります。 「循環器内科(心臓専門の内科)」で、開業させていただき、2年目の年末を迎えることとなりました。 胸痛の方、動悸の方などを診させていただき、実際にカテーテル治療になった方や、ほっておけば脳梗塞になる不整脈の治療をしてきました。 また、「胃カメラ(私の造語で、声帯・咽頭・喉頭・食道・胃・十二指腸カメラ)で、多くの方が、お腹にメスを入れず、早期で治療をすることができ、また、「腹部エコー」では超早期の癌を見つけることができ、治療がうまくいっていること、また糖尿病の治療で「サジを投げられた人」も当院でコントロール良好になっていることを、私自身、またスタッフの協力や患者様の協力があってこその「誇り」だと思っています。
逆に、開院当初は、がん検診、がん検査を受けられてない方の比率が多いこと、また「なぜ、この処方となっているのだろう? 患者さんも分かっていない」という方もおられ、必要ないお薬は中止するように心がけています。
「がん検診を疎かにしない、専門的循環器医療」 を モットーに来年も研鑽をかかさずに邁進していきたいと思います。 来年は、今年同様、「糖尿病治療」にもより一層力を入れていきたいと思っています。 内服薬だけが増えていく方をよく見かけます。 最新のお薬や、一時的なインスリン導入(当院では外来で安全にできます)、さらには、温故知新の昔の薬の改良版(この薬が出ていないことに違和感を感じています)のご説明をして、より糖尿病のコントロールをいいものにしていきたいと考えています。
なにせ、心臓病になる人は、インスリン抵抗性といって糖尿病の気があり、癌になりやすい、という発表を恐らく世界初したのが私であり、正式に論文になる予定です。 心臓をみる、ということは、全身を診なくてはいけない(医師は心臓以外にも検査はしなくても興味を持たなくてはいけない)、ということです。 その私のこだわりが、1年と3ヶ月の間に実際に結果を残しています。
来年もブレることなく、皆様の健康寿命を限りなく伸ばす治療をしていきたいと、心に誓っています。
来年も何卒よろしくお願い申しあげます。