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一宮きずなクリニック

米国では、10%以上の大腸がんになる可能性がある、出血傾向がない方に、以前は「狭心症」の再発予防だけだった、「動脈の血をサラサラにする薬」が、「大腸がん」が発生率を下げる可能性が示唆されており、現在治験が米国で始まっています(結果は2019年くらいになりそうです)

日本では、大腸のポリープを内視鏡でとった方に、内服してもらった方が、2年後に飲まなかった方より、40%再発が少なかった報告があります。 これは、血をサラサラにする薬が、痛み止めほどではないが、炎症を抑える効果が良かったのでは、と考察されています。

今現在では日本では、大腸がんの予防には適応は通っていませんが、将来的に、リスクが高い人には適応になるかもしれませんね。
さて、心房細動につかう薬は「静脈」をサラサラにする薬です。 私が調べた範囲では、TNF-αという炎症物質を下げるという論文もあったのですが、「癌」の発生そのものに、血液をサラサラにすることが良い可能性があるかもしれません。
がん細胞は、血小板で血栓ができた中に入り込んでしまうと、NK(ナチュラル・キラー)細胞というリンパ球の一種が、がん細胞を認識できませんが、小さな血栓が出来ないと、血液中を回るがん細胞をNK細胞がみつけて、免疫力でがん予防になる、という理窟です。
血をサラサラにする訳ですから、副作用もあるわけですが、時代は大分かわってきたな(2016年に動脈のことは言われていましたが)、と思う今日このごろです。


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