心臓・血管の疾患

歯科の観血的治療

私は抜歯する場合や、歯科に詳しくないので、血液がでる処置をする場合、

必ず「サワシリン」と「オーグメンチン」を1錠ずつ合計2錠、歯科にいく前に内服しています。

私は心臓病の既往もなく、感染性心内膜炎(IE)になりそうな弁膜症もない、低リスク群ですが、それでもIEの怖さをしっているので、論文上低リスク群でも事前の内服は当然として、どの薬がいいか? を問題にしています。 オーグメンチンが手元にない場合は、サワシリンだけ内服していっています。

虫歯をつくらないのが一番ですが、その後どうするか、も考えておかないといけないと思っています。

※健常人では観血的治療をした後でも問題ない、という報告もあります。 その一方で術前に内服しておくのは当然として、何がいいか、を検討した論文もあるのです。

ちなみに医科ではどんな手術でも、術前から点滴による抗生剤が投与されるのを知っているから、かもしれません。 カテーテル治療でも、です。 ステント治療だけの場合、1回のセファメジンだけを投与していました。 皮膚から血管内にカテーテルを入れていくので、皮膚に多くいる、黄色ブドウ球菌が血管内に入る可能性を見越して(なんども消毒して清潔にするのですが)点滴していました。