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勘違いしている医者 (まずは己の力量を知ることから始まる)

私は「徳島大学病院だからお前に患者さんがくる」「善通寺病院だからお前の外来に患者さんがくる」

だから勘違いするな。 という教えを受けました。 これは以前から知っていた(分かっていた)ことだったのですがきちんと教える、教えてもらえる、ということが大事なのだと感じました。

徳島大学病院時代に鳴門にある、とある病院に週に1回バイトで行っていた時には、私の外来は、そこの病院(診療所)の院長先生にかかっている患者さんが風邪をひいたりした人、整形外科だったので、循環器疾患の患者さんを担当していました。 決して私目当てでくる患者さんは一人もいません。 それは代々、1−2年でバイトの医師も変わることからも分かることです。 私がバイトが終わって、違う病院のバイトに行く時に、ついていきます、という患者さんはいませんでした(他の医師でもそうです)

さて、中年以降、ベテランの医師でも勘違いする医師がいます。 自分の貢献度がわかってない人です。 私は善通寺病院(現:四国こどもとおとなの医療センター)で、何人入院患者をみているか、が張り出されていました(内科系では3位を大きくぶっちぎって2位でした) これをすると、少ない医師はあせります。 なにせ医局に張り出すことになっているので、最下位の医師は「働いていない」ことがみんなにわかるからです。 じゃあ外来をその人目当てでくる人はいるのか? 一人もいない状況でした。 まさに善通寺病院だから、より偉い院長という人がしている病院(診療所)ところだから、その人に患者さんがくるということを知ってないので偉そうな態度で、ますます周囲から嫌煙されます。

一宮きずなクリニックにくる患者さんのなかには、福田心臓・消化器内科の理事長の、福田善晴という偉大で、人格者で、腕もいい,有名な医師をみんながしっていて、その医師の息子が院長をしているクリニックだからくる、という人もいると思います。 なので謙虚にならないといけないと思う次第です。

勘違いしている医師には、大病院での研鑽がたりないではなく、いい師にめぐりあえなかった哀れな人だと思う次第です。