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性格診断と病気

最近は医療関係者で、ドクターからも「見ているよ」と言われることがあるブログですが、多い月には1万人超の方が見てくれています。

私が国立善通寺病院(現:四国こどもとおとなの医療センター)で働いている時、精神科のドクターは3人いて、入院する患者さんは「内科疾患がある」に限る患者さんばかりなので、精神科のドクターと内科医2人でみる(カウントは精神科のドクターが見ていることになるので、よく呼ばれることが多かった私としては、入院を低く見積もられているな、という思いでした笑)という形をとっていたので、困った時の処方などを教えてもらっていました。

また、医者なら国家試験で必ずでてくる、タイプA の 性格をしていると、心筋梗塞になりやすい、とういものがあります。 最近になって、タイプD の人は病気の再発が多い、という定説がでてきました。 そこで精神科のドクターに聞いてみたところ

タイプA : 怒りっぽい → 心筋梗塞になりやすい

タイプB: 陽気

タイプC : 引きこもりがち

タイプD : 一見社交的だが、家ではネガティブ → 心筋梗塞後に再度心不全などの病気を再発しやすい

と言われています。 タイプDは論文上はIL-2(インターロイキン2)などの悪いサイトカイン(細胞が作る、血液中をめぐるタンパク質)などが増えやすいから、とされています。

ではタイプBは昔はガンになりにくい、タイプCは昔はガンになりやすい などということが言われていたそうですが、今は

「根拠なし」ということになったそうです。

どうでしょうか? 遺伝子検査などしなくても、自分がどのタイプかで、気をつけるべき病気がわかります(かなり限られていますが)
そこで、私はSOC(ストレス対処能力)について詳しく調べて、実は論文にしています。 循環器疾患だけではなく、いろんなことを知りたいときは、調べて、書いて、評価してもらう、のが一番です。

次回はSOCについて書きたいと思います。