心臓・血管の疾患

人体を車で例えると

少し不謹慎、と思われる方も多いと思います。 エコーセミナーの会社、クリニカルサポートの方から聞いた内容で、不謹慎だ、と思われる方もおられる、という話でした。 私は非常にわかりやすかったので、ここに書きたいと思います。

心臓は車でいうと、「エンジン」に相当する臓器です。 車の車検で「エンジンは点検しない」という方はまずいないですよね。 もちろん、心臓とエンジンは全く一緒ではなく、あくまでたとえなので、今の状態なら1年後ではなく2年後以降でもいいでしょう、となる場合もあります。 人間DOCで心エコーが入ってないのは、心電図、レントゲンで異常があれば専門医へ、とうことだと思いますが、心電図が正常でも心エコーが異常(逆もあり)ということはかなり多いと思います。

血圧が高いから内科医へ、のときに心エコーをしないのは、全くのナンセンスです。 また人間DOCで心エコーを「きちんと」撮れる、診断ができる人がいない(少ない)ということもあろうかと思います。

心電図もレントゲンも大事ですが、心臓カテーテル検査よりも、簡便で痛くなく、血のめぐり(血行動態)をリアルタイムで視ることができるもっとも優れたツールは心エコー検査であることは間違い無いでしょう。