心臓・血管の疾患

9月の暑い時と、11月の今日では血圧の薬が違って当たり前

むしろ途中の10月から血圧は上がっていたはずです。 自分の外来が忙しいのが嫌で、丁寧にみないため、心不全を起こしたりする危険な処方が見受けられます。 今年は9月中旬から血圧は上がってきている人が多かったのが事実です。

まだ寒くない時から、です。

今年の血圧事情、です。 コロナウイルスでステイ・ホーム、その後の猛暑ではなく酷暑。 なので、減塩を指示しにくかった背景。 その後急に朝晩冷え込み、寒暖の差が激しかったことから、です。 みんなが同じような生活をしていた、というのもあると思います。

私が患者さんに言うならなら、2ヶ月処方するとしても「朝、140以上が深呼吸して2回目測っても2−3日続くなら早めに来院を」などと必ず言います。 通常は1ヶ月処方で状態を確認した方がいいし、2ヶ月処方するなら、家での血圧測定方法をきちんと指導するのは当然ですが、そういったことが抜けているので、これで治療しているといえるの? と思います。 自分の家族がされたら嫌だな、という治療です。