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「循環器医から診た糖尿病治療」について講演してきました。

本格的に暑くなってきましたが、体調はどうでしょうか?

今年の糖尿病学会では、「尿に糖をだす薬」の「しばり」が緩くなり、今までよりも、糖尿病を専門とする医師が処方するケースが多くなると予想されます。 我々循環器専門医の方が先んじて処方をしていた、というのが世界の実情だと思います。 私自身は、この薬が効果を発揮するための処方前の予測因子を論文にし、またこの薬剤が筋力を低下させることはない、ということも報告していますので、処方が適切と思われる方に処方し、糖尿病が良くなった方には処方を中止したりしています。 また、先の糖尿病学会でも報告がなかったのですが、私自身の経験・解析で、よりこの薬剤の効果を引き出す投与の方法を、今回の講演で発表しました。 今後論文にするつもりです。

来週は、「心房細動」について、高知赤十字病院の先生と、一緒に講演会をする予定です。 私の専門の一つである「心臓リハビリテーション」は心房細動とは非常に相性が良いのですが、恐らく医師でも疑問に思っていることを報告して、聴講していただける先生方にとっても意義のある会にしたいと思います。
熱中症の方が何人かおられました。 水分摂取を心掛けてください。