その他の疾患

理由や根拠のない処方には「No」といえる患者さんであってほしいと思います

血圧を下げる薬では、ディオバン、です。 この薬は製薬会社も認めるほど、他の同系統の薬と違い、効いている時間が20時間と短いのが特徴です(さらに論文に嘘が発覚しました) 夕方や寝る前の血圧が低いから、など、理由があればいいとは思いますが、個人的には理由なく処方されているようです。

次に、スイニー、という糖尿病の薬です。 この薬が悪い、というわけではありませんが、1日1回の薬が多い中、この薬は1日2回で、しかもエクアと違い配合剤がありません。 卸値が安いので、という理由しか私には思い浮かびません。 私ならこの薬をだされたら、そのクリニックや病院、医師を変えてもらうほどです。

さらに、スーグラ、です。 最初に世の中にでた、尿に糖をだす薬ですが、「毒」レベルです。 海外では全く評価されていません。 危険な薬です。 なぜか高知県では未だに同系統の薬が6種類あるなか、3位に2019年なっています。2018年はなんと1位!(高知県だけだったそうです) 本州などではすたれてきている薬です。 この薬がだされたら、「何も糖尿病について、論文を読まない医師だな」と判断してもらっていいと思います。

色々ありますが、最後に、、、「フランドルテープ」をジェネリックでだす、という危険性。 ジェネリック製薬会社は、どうも張る薬を作り慣れてないと思います。 その証拠に、他院から当院にきた患者さんで、「胸に湿布を貼っているのですか?」と聞くと、心臓の薬、とのことです。 循環器医をしていて、全員が、透明なはずのフランドルテープが、わけのわからない湿布みたいな白いもの、に変更されると数人に1人は「胸痛」が再燃します。 なので、フランドルテープは必ず、透明なもので処方されるべきです。 命に関わる薬です。 フランドルテープが湿布のようになっていたら、そこは循環器内科の患者さんをみる能力が欠如している、と思わざるをえません。

経験値が少ない、と思うからです。