健康診断などで尿酸値を見て、
「7.0を超えていないから大丈夫」
と思っている方もいるかもしれません。
尿酸値は、食事や飲酒、脱水、体調などによって変動します。
そして尿酸は、
「痛風になるかどうか」だけを見る数値ではありません。
痛風は、足の親指の付け根に起こることが有名です。
これは末梢で温度が低いことや、
歩行による負荷などが、
尿酸塩の結晶ができやすい環境に関係していると考えられています。
しかし、尿酸塩は足の親指だけに沈着するわけではありません。
ほかの関節や組織にも沈着します。
また、高尿酸血症は腎機能低下とも関連しています。
尿酸を下げるために、
「プリン体を減らせばいい」
と思われがちですが、それだけではありません。
特にアルコール。
お酒の種類によってプリン体の量は違いますが、
アルコールそのものにも尿酸値を上げる作用があります。
ですから、
「プリン体ゼロのお酒なら尿酸は大丈夫」
とは言えません。
体重が多い方は減量する。
甘い飲み物や果糖の多い食品を摂りすぎない。
アルコールを控える。
脱水にならないよう水分をとる。
こうしたことも大切です。
野菜をしっかり摂り、
低脂肪の乳製品などを取り入れることも、
尿酸管理には有用と考えられています。
暑い日が続いています。
脱水すると尿酸値が上がりやすく、
痛風発作のきっかけになることもあります。
私自身、診療していても、
尿酸値と腎機能は一緒に見ておくべきだと感じています。
「7.0未満だから終わり」
ではなく、
尿酸値は、
生活習慣や腎機能も含めて考える大切な数値です。
