心臓・血管の疾患

心エコーでの経過観察は、同じ医師がするべきである。大きな病院では、毎回同じ技師や医師がとらないので不向きである。

当院で心エコーで異常を見つけた場合、ほとんどが原因がわかり、内服をせず経過観察するか、心臓の機能を守るお薬を飲んでいただき、半年後程度にその効果をみることが殆どです。 しかしまれに、特殊な病気で、大きな病院でしか治療(注射やカテーテル)ができない、というような患者様もおられます。 そういったときに大病院に紹介します。 しかしそこで、心エコーという当院ですでにした検査だけをして、特殊な採血検査、心臓MRIや心臓CTなどの検査が行われずに、経過観察するならその大病院にかかりつづける必要は「全くない」といって良いでしょう。 なぜなら、特殊な検査をしてほしくて紹介しているのに、同じ検査だけをした、ということは、「違う目で心エコー検査を見て」大きな異常がない、ということをその病院が言っているからです。

いろんな理由で、その後の心エコーのフォローは、特殊な場合を除いて、私がした方がいい患者さんがほとんどで、手術適応などの変化が出た時を逃さないように再度の紹介を、と思いながら診療をしています