ちなみに私の医学書は少し特別でストーリー付きです。 cheep と評されることもあるようですが、医学がメインのためストーリー部分はどうしても短くしなくてはいけません。 ストーリー付きの医学書自体が少ないのですが、私は必ず、「恋愛」「旅行」「推理」要素を取り入れることにしています。 あとから知ったのですが、同じく高知を題材にした「県庁おもてなし課」を勧められ読みましたが、、、(ファンの人すみません)全く面白くなく、「これなら本気で私が小説のみを書いた方が100倍面白い、と思いましたし、退屈で途中で読むことを放棄するくらいでした。

これは私が15年以上前に短編〜中編の推理小説をネットで連載していた経験もあると思います。 単純に推理要素がないと私自身は楽しめない、またその本に自身を成長させることが書かれてないと「読めない」ということもあると思います。

さて、「売れる本がいい本」という作家気取りの意見ですが、医学書においてはネームバリューもかなり大きなウエイトを占めて来ます。 そこに開業医(最初は開業医のもとで働く勤務医)が書いたものが10年以上第一線で売れていることは単純に嬉しく思います。
医学書としても、考え方が「恋エコ」は世界初、です。 「エコレポ」はエコーの取り方の基本と裏技、そしてOJT(on the job trainng)が出来ないエコーの世界で、独学で学ぶための最も早い、そしてOJTを受けているかのようなこれまた世界初の書き方にしています。
そして、医学出版社の垣根を超えて筆者の私がとある仕掛けをしています。 ここまで書くと3冊そろえると、2冊目で分からなかった答えのヒントになっています。 現在執筆中の4冊目では全ての謎が解けるように、そこはかとなく、書いています。 もちろん4冊目だけ読んでも分かるようにしないと意味はありませんので、その辺はちゃんと配慮しています。
博士、生徒のやりとりを読んでいて退屈、漫画では伝え切れる内容が限られてしまう(が、漫画が最も良いとは思っています、しかし巻数がかなりいります)ので、小説調にしています。

32歳で書き始め、34歳(留学中)に処女作「恋する心エコー(恋エコ)」が世に出ました。 自費出版ではなく、完全商業出版です。 検閲をうけたれっきとした医学書です(一般書ではありません)。 36歳時には続編ではる「恋する心エコー《実践編》」が出版されることに。 今年は違う出版会社から「心エコーがうまくなりたければ 心エコーレポートを書きなさい(エコレポ)」が出版され、どれも増刷されています(処女作は3刷になりました。アマゾンでは恋エコ2冊ともは部門別で1位を、「エコレポ」は一般書が専門書に入って来ており2位どまりでした)。 その他、プレジデント・ファミリーはじめ、健康系の雑誌に多数寄稿させていただく機会をえました。 今も実は依頼をうけて執筆中です。 そのうえ再来年3月には開業医としては(学会から言われたことですが)初の本学会が1万人規模循環器系の地方会では、大会長を務めることになりました(こういった大会長はお勤めご苦労様、という意味合いと、これから大学病院や中核病院での活躍が期待されている場合に話がくるものなので、非常に嬉しく思います)。
わからない人の気持ちが分かる、から、執筆もできたし、学会も面白いものにしたいと思っています。

偉大な父親を持つと苦労するのではなく、それは神様からの救済措置、と2019年の法人の「すこやか通信」に書かせていただきました。
私は父親を医師としても人間としても尊敬していますし目標でもあります。 超えられない壁なのかもしれません。 周囲の評価などはそうそう変わるものではないでしょう。 私自身が自覚しています。 ただ現時点で違う角度から見てみると評価は違って来るかもしれません。 医学書、医学学会の大会長、全国学会の教育講演にも使われた世界初の循環器疾患後の癌検診の重要性を書いた英語論文、四国では病院も診療所も含めた初の抗生物質の耐性化の論文、貧血チェッカーという特許など、局地戦では親父越えを果たしている、とも言えます(少し飛躍しすぎてますが)
比べたがる人がいるのですが、父親越えは医師の、とくに開業医の世界では非常に難しいものです(親が若ければ若いほど)。 はっきりとした順位やメダルの色では測れないからです。 全力で病気と闘い、患者さんのことを考える、という点ではどの医師も順列などつけれないのではないでしょうか?

私自身が書く医学書はストーリ調です。 よくライトノベルのようだ、と評されることがあるので、ライトノベル自体よく知らなかったので少し読んで見ました。

ラノベと略されるこのジャンルにも色々とあることが分かりました。 私自身はビジネス書か本格推理小説が大好きなのですが、ラノベは非常に面白い、と感じはまってしまってしまいました。 なるほど、女性がたくさんでてきて、主人公がなぜかモテまくる、挿絵が綺麗、ということが同じように感じられるのでしょう。

別段、医学書のストーリー部分を、ライトノベル調で書いているわけではありませんが、3冊目の主人王は教える側が女性医師とうこともあるのですが、ラノベ調になっているかもしれません(笑)

医学の知識を持って、作家デビューするのも面白いかもしれません(実際そういった医師、歯科医師はたくさんいます)。 ただその時は医学の勉強がおろそかにならないようにしないといけないので、きついな、と思います。

例えば糖尿病に使う薬を、糖尿病がなくても心不全の人に「使わないといけない」時代です。 また、心不全様に作られた薬が高血圧の人に使うのが海外では第一選択になっています。 日本では今は第二選択(もしくは第一選択にしてもよい、という玉虫色の判断と現時点ではなっていますが、来年には第一選択になっているでしょう)ですが、内服が推奨度Aとなっています。 いまだに高血圧といえば、血管を拡げる薬だけで治療をされていると、他の人と比べて健康寿命に差が出ていることが報告されてガイドラインに記載されているので医療保険で処方をうけることができるように政府がしているわけです。 さて、従来通りの治療でもいいのですが、それだけしか出来ないのと、最先端の治療薬(使いこなすにはかなりの知識が必要です)も使えるけども従来通りの治療をうける(いつでも最先端の治療を受けられる)のでは違います。 最近の血圧の治療をみていて、今だに20年前の治療をしていて、従来通りまでの治療をされていないことに医療のレベルが低いことに非常に不安を感じます。

まず1つ目ですが、夕方に飲む必要はありません。 20年前まではコレステロールは寝てから作られるので夕食後に内服した方がいい、という医師もいましたが、当時から朝でも結果は変わらないという論文があり、私は夕方に処方したことはありません(患者さんの希望がない限り)。

次に2つ目ですが、今さらメバロチン、ローコール という効かない薬を飲む必要もありません。 一時期ローコールは血管の内側を綺麗にするという報告もありましたが、その論文はもうすでに廃れています(後に続く報告がないので、それほど強い効果があったわけではなく、他の薬剤の方が効果があった、ということになります)

クレストール、リピトール、リバロ の 3つがいいでしょう。 このうち、クレストールはオーソライズド・ジェネリックがあり、作った会社がジェネリック薬品を作っているのでジェネリックにしても効果が強いし、変な副作用もない、ということになります。