その他の疾患

肩こりや腰痛の注射と膝関節内注射

私自身は、急性心不全の患者さんを香川の医療センターで担当しており、「偽痛風」という、心不全治療中に起こる膝の腫れと発赤を、自分自身で最初は整形外科の先生に教えてもらいながら、水を抜いて、病理医学の先生と一緒に「偏光顕微鏡」で観察していたので、膝関節症の方に関しても「ヒアルロン酸」という油を注射して、痛みをとったり、人工関節手術までの期間を延ばすことができます。 ここで私自身のコツというか患者さんに負担がかからない方法の2つがあり、1つ目は、絶対に感染を起こさないように、滅菌の手袋をして、消毒を何度もして、注射する部位の周りを清潔にして、万全を期して注射すること、と、2つ目は、最初に注射を膝にするときは、ヒアルロン酸は入れずに、麻酔薬だけいれることが大事だと思っています。 油をいきなり入れると、筋肉が引き伸ばされて2日間ほど痛みが逆に出る人がなかにはいるからです。

肩こりの注射は、筋肉と筋肉の間に、以前はエコーを使いながら注射をしていたのですが、感覚もわかってきたころからは、エコーの料金が患者さんの負担になるので、麻酔薬と血流をよくするネオビタカインという注射をしています。 持つ人で1週間、短い人で、3−4日は持ちますし、1回の注射で良くなる人もいます。 ちなみに、腰にも注射することがあります。 ぎっくり腰や、普通の腰痛のも効果があります。

実際に自身や父親がぎっくり腰になったときは、お互いに注射して治しています。