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私の手本

私は、自身の父親もですが、研修先で指導をうけた、心臓血管外科の金香先生が最も優れたリーダーではないか、と思っています。 現、吹田徳洲会病院の院長です。 金香先生のすべてを知っているわけではありませんが、とりあえず、「心臓リハビリテーション」を私ができるようになったのは金香先生のおかげです。
私が感じていたのは、金香先生は、皆んなにとってできるだけbetterで、時には一人にとってbestな方法(これは皆んなにとってはbetterではなくなるのですが、金香先生を信頼している人からすると、金香先生の気持ちがわかるので不思議です)をとっていたような気がします。 それは金香先生が患者さん思いだったから、だと思います。

患者さんに対しては、私はbestな方法を必ず考えて、話し合いの後、患者さんの意見もきいて、次にbetterなのはなにか、と治療方針を決定します。 患者さんにとってのbestが現代の治療で「最もよい」とされているわけでは決してないこともあるからです。 ただ、医師としてはbestな方法を提示することが大事だと思っています。