心臓・血管の疾患
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心臓リハビリテーション

結核は常に疑うべき(内科学会に出席していました、日曜日)

もともと、四国こどもとおとなの医療センターでは、循環器兼内科 を していましたので、抗酸菌治療もしていました。 本日の学会で発表されていた結核性心膜液貯留ですが、徳島大学病院勤務時は、非結核性の抗酸菌の心膜液貯留という非常に稀な疾患を担当していました。

私自身も心臓リハビリテーションの極意の一部を発表させていただきました。

私の発表は、目新しいものですが、心臓リハビリをしている施設では忘れがちに思える内容だと思います。

結核については、常に疑う、また疑わなくてはいけない疾患です。 レントゲンで異常がなくても、です。 肺以外でも結核はあるからです。 そのため私は「痰」の検査(場合によっては尿の検査)で、結核を否定することを必ず心がけています。

T-spotという採血検査がありますが、これは「感染しているかどうか」だけしかわかりません。 「結核を発症しているかどうかは分からない検査」です。 いい検査ではありますが、本来の使い方は呼吸器内科では、結核患者さん(あとでわかる)に接触した医療従事者などにする検査であるのが基本です。