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多い時で、月に10.000端末(一人がスマホとPCから見ていたらそれは別と見なされますが)、少ない時で4.000端末から見ていただいていることが毎月わかるため、間違ったことはかけないな、と思うと同時に役に立つ情報を発信しないと意味もないな、と思っています。 あとは読んで面白いかどうか、だと私は思っています。 市の役人の講義は(本当に)つまらないけども、医者のつくった学会は喋り方に抑揚があり、眠たくならない、というのに似ています。
さて、医者の知識をもって、私が患者側になったときシリーズですが、例えば「高い高血圧をそのままにされたくない」です。
ただ、血圧は140以上ないとダメだ、そう週刊誌に書いていた、という患者さんもいます。 そういうケースは非常に困るのですが、高血圧でいいことなど一つもないことを知るにはどうしたら? と夜考えることもあります。 1日救急体験、などどうでしょうか? 高血圧が原因で心不全、脳出血、脳梗塞 などをみると、自分だけの話ではない、と実感できるのではないのでしょうか? 胃カメラもそうです。 ピロリ菌除菌後胃では年間1-2%の確率で胃がんができています。 なので1年に1回の胃カメラが推奨されており、同時に食道がんも見つかることもある検査です(バリウムで調べる気に医者ならならないはずです)
私も除菌後胃なので、1年に1回胃カメラをしてらわないと不安で仕方がありません。 さらに大腸がん検診で、2回中1回でも陽性がでたら大腸カメラか大腸CTをうけるべきです。 今大腸ガンの罹患率が非常に高い、という事実を知っていたり、大腸カメラをしていたものからみると、この時点でポリープを除けておいたらあと1年は安心だ、というところで寿命が相当伸びます。 乳がんはマンモグラフィだけではだめです。 そのマンモグラフィをもとにして、エコー検査をするのです。 エコー検査だけでも見逃しがあると思います。 検診などで、大丈夫、と書かれているのは、撮れた画像の範囲で、という意味です。 人間明日は誰も何が起こるかわかりませんが、早期発見で対処できるのにそれをしないことが、自分だけでなく、周りの人も不幸にする、ということも医師として体験してきました。 医師が言えることも、限りがあり、強制力などありません。 私が元教授などなら、いいのかもしれませんね。 説得力があるかもしれませんが、教授になるためには、ある分野、とくに基礎研究で、臨床ではないことに特化しないとなれません。 総合的に臨床で、夜も寝ずに救急に従事したら教授になれず、特化したことをしていたら教授や研究者にはなれる可能性が高いけども、自分が視える範囲が相当狭まる、ということです。